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ゾンビホテル2

C級映画のタイトルで申し訳ないが、前回今現在働いているホテルの状況を解説している。

前回の話の内容は、"ホテルのスペック"について。


大まかに説明するなら。

・ホテルが建てられたであろう時代はおそらく昭和

・道具の故障や雨漏り、使えない部屋などがひじょうによく目立つ

・別館と呼ばれる古い部分がある

・キッチンの道具はほぼ故障



こんな感じなのだが、しかし僕は働かせていただいているわけだし、多くの利用客で部屋は満員なんて事もある。


つまり回せてはいるしなんなら利益は出ている(?)のではないかと思う。


利益があるかどうかはちょっと謎な部分があるので確実ではないが、こんなスペックでも動かせばビジネスになるんだなと思った次第。



ゲストハウスなどを運営したいとか、興味があると思っておられる方は、「へぇ~」くらいに思うかもしれません。


では以下本題。





このゾンビホテル。

半壊も半壊状態ではあるが、幸いにも主要な部分は壊れずにいるわけで(もしくは直しながら使っているのであろう)お客さんを呼べているのであろう。


あとは、お客さんの目的としては泊まる事ではないというのがひとつの大きなポイントなのではないだろうかと僕は見ている。

ネタバレを言うと、ココはスキー場で冬の間はお客さんは皆スキー客で賑わう。

ホテルの運営会社はレンタルスキーなども運営しており、1泊1万円以下でレンタルと宿泊と、夕朝の食事付きだと言うから破格すぎるのである。


普通ならレンタルだけで同じ値段はするであろう値段ではあるが、実はココがポイントではないかと思っている。



考えるとなんとなく想像がつくが、コストは扱う物が少ないレンタルの方が売り上げは高いだろう。


しかしレンタルショップだけを運営して、店員を雇うだけではただお客さんを待つばかりとなってしまう。

単なるレンタル品に予約をしたがる人はいないし、予約を受け付けるお店もあるわけはない。


そこをちょっとプラスアルファで「泊まれるレンタル(考え方は)」としてしまうなら、予約も取れるし団体も受け付けられるようになる。というわけだ。


実は主軸になっているのはレンタルショップで、「オマケのホテル」だとなると、ボロボロでも利益にはなるという理由が通る。



昭和でバブリーな雰囲気があるが、他の従業員と話したところ、見た感じがホテルなだけであって、建物自体の価値と使用した感想を照らし合わせると、「ゲストハウス」に近しいものがある、となった。



つまり、ホテルと呼称するにはボロすぎるし、サービスも良くない。

「この寒空の中、屋根と暖房と布団がある場所で寝られるだけありがたいと思え」なんて言えちゃうかもしれん。



建物に関しては以上。

レンタルと箱との関係性で成り立っていているビジネスかな。
















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二ノ宮金三郎
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