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やりたいことがないからやる事のススメ

やりたいことがない。

見つからない。

置いてけぼり食らっている。


なんて考えてしまう事があるだろうか?

僕はめちゃくちゃにある。



そもそも感動する心もあんまり無いし、感傷的でもないし、感情移入も苦手ときている。

なにかこう…"グッとくる"と延々と探している気持ちになるが、自分が旅をしているのはそのせいかもしれない。



僕は旅をしている。

テントを持ち歩いたりしているわけではないのだが、言うなれば特定の箇所にとどまらず移動生活をしているとでも言ったら良いだろうか。


飽きっぽくてすぐマンネリ化してしまうのだが習慣化はわりと得意で、どんな場所でもすぐ慣れて生活できるという面は人よりも優れているらしいし、掃除や洗濯の能力も人よりもちょっとだけ優れていそうである。(効率がいいとかではない)

ある程度寝られるところであればだいたい困って人に助けを乞うまでもなく自分でなんとかすることができるってだけ。


食事に関してもそう。

全て習慣としてしまえば、たとえおかずがなくとも文句なく生活してしまう。

そもそも、"自分の事で文句は言わない"のは僕の旅の鉄則である。




その代わり。

コレにもやはり欠点はあり、文句が出ないのは"何でも受け入れてしまうから"であり、現状でなんとかする。なんとかなる。のが良くない。


何が良くないかと。



発展性に乏しいのである。

それで言うと問題が出るのは正しいし、いい方向へ行っている確たる証拠でもあるわけだ。



自分には特別強烈に好きなものがあまりない。コレ、めっちゃ好きだなと思ったボードゲームの大会に出たら、なんてことなく大した事なかった自分に気がついた。特に強くもなければ、誰よりも楽しんでいるわけでもなかったので、ちょっとしょんぼりしてしまったわけである。



マニアな知識やオタク文化が活きまくる昨今、平坦な趣味嗜好を持っていたりすると自分も生きていないかのような気持ちになるのは僕だけなんだろうか。



そんな僕が旅をしたところで特に面白みなど無いのではないか?と思われるに違いないがまさにそう、御名答。



アレが見たいとか、コレがほしいとか、食べてみたいものとか、会いに行ってみたい人とか…実を言うと探せど2,3程し見つからなくて悲しい。


そう思ったとき。

たいてい知り合いはコレはどうかアレはどうなんだとオススメしてくれるのがありがたい。


おっと。

コレは使えるぞい。


自分の好きを突き詰めるのは得意ではないが、「人の"好き"をリスペクトする」のは好きである。


なんせ、人からのオススメには「すぐ行くすぐ買う、すぐに会う」をモットーとしている。




自分には色がないとか、自分らしさを求めたい。自分探しがしたい。


なんて思っていたら、サイコーにオススメしたい、その代わり、やると決めたら完遂することだ。

自分の無感動な性格を重視していると、


行列に意味なんてあるのか?

どうせ見えるのは同じ景色だろう?

結局こうなるだろ?

お腹いっぱいになれば一緒だし?


なんて気持ちがふつふつと湧き出して、全てを台無しにする。



その前に一歩踏みとどまって、いちど楽しみなふりでもしてみるとその面白みがわかることだってある。


ちなみに、言われてやってみて良かったことのひとつは四国1周したことだ(くまなくは周ってないけど)。




やりたいことがないなら。

人のオススメには従え。

自分の気持ちに抗え。


面白さは自分の想像の外にあるものだ。


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二ノ宮金三郎
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