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大学生達と忘年会をした

職場で忘年会をしようという話になり(というか僕が声をかけた)、居酒屋だとちょっと値段が高いなぁと思ってウチ(僕の自宅)でやることにした。

職場は学生が多くいるため、誘ったのは高校生〜大学生くらいになる。
ルールは以下の通りにした。

①参加は自由。開始時間は決まっているが、途中で帰ってもいいし参加も自由なので、連絡しなくともいつだって来られる。

②食べ物は持ち寄り。食べたいものを食べたいだけ持って来ていいが、飲み物と合わせても1500円程に抑える事(食べられる分だけ買ってこよう)

③飲み物は飲みたい分だけ、みんなが飲めるようにと気を利かせる必要は全くない。自分が飲める量を飲みたい分だけ持ってこよう。

忘年会と言えば「お酒」である。
高校生がいるのでその点注意したいところだ。

お酒を飲ませることはしないし、強要もしない。というのはもちろんなんだけど、この点は自分が飲みたいものを飲みたい分だけ持ってくるというルールで十分カバーされたように思う。

だいたいがみんな成人を迎えているのだが、お酒をそんなに買うことはないのかもしれない。ビンでお酒を買って来ている人は1人もいなかったかな。みんなだいたい「ほろよい」を買って来ていた。おじさんの僕だけがウイスキーのコーラ割りを飲んだりしていたかな。


そんなこんなで、やってみて思ったのが、みんな「生活力が全然ねえ!」ってことだ。
洗い物をするだとか、料理をしようとか、そういうことを考える人が全くいなかったことに驚いたし、お酒も「ビールが苦い」などと言っていてそんなにお酒にも慣れていないんだなぁと思った。

そういう意味では、みんなまじで「ガキンチョ」である。
ガキンチョすぎて、ガキンチョすぎな集まりだと感じた。

たぶん僕も20代そこそこではビールが苦いとかって言っていたと思うのだけど、それを考えると30代半ばってのはいろんな経験やら知識やら、味覚も何もかも“全部一応成長しているんだな”と思ったのだった。


特に何も学んでいないとか、進歩がないとかと思う人もいるのかもしれないけど、何かを経験しているってことは、何かを取り入れているってことである。

何も進んでいないと思うことがあるかもしれないし、もう体は大きくならないかもしれない、なんなら肌や髪の艶がなくなったり皮膚のハリもなくなったり、体力もガクッとなくなってしまったり、お腹も出てくるかもしれないけど、そしてなんなら友人も減ってきて汚いオタクみたいな存在になるかもしれないけど、だけどある意味で確実に「おもしろい人間」にはなっているんだと思うのだ。


もちろん、誰にからもおもしろい人間に思われる必要なんてない。
誰か特定の人間にだけでも「こいつおもしろいな〜」と思われるなら、それで成功なわけである。

だからなんだというと、こういう大学生〜20代そこそこの若者ってあんまりおもしろいこと知ってないなぁと感じたという話である。
若けりゃ可愛いだとか肌艶があるんだとかという話をする人もいるが、いろんな経験している人の方が幾分かおもしれーぞと、そんな風に思ったなぁ。

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二ノ宮金三郎
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