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悟空にも弱点はあった

ドラゴンボールの悟空に憧れて、悟空の良さについて考えている。



前回は自分を超えていく悟空について考えた。
強くなるためには自分の弱点を知る必要があり、集中的にそれを鍛え抜いていく必要がある。
悟空の戦い方に弱点があるという描写は無いが、悟空は身体的に弱点を持っている

サイヤ人は尻尾を強く握られると立っていられなくなるくらいにチカラが抜けてしまうのだ。
ところがそれも鍛えて、弱点を克服したと自分で言っていた。
地球に攻めてきたベジータとナッパもその弱点を克服しているように、サイヤ人は尻尾の弱点を克服するのが当たり前な事でもあるらしいのだ。例外もありで、ラディッツは鍛えていなかったが…。


漫画の主人公としても弱点が無いというのはかなり強い。
戦いの中ででも、弱点の無さというのは見ていて気持ちがいいものだ。
そういうところが悟空の頼もしさでもあるんじゃないかとも思うのである。



今回も弱点を鍛えることについてもうちょっと掘り下げて考えてみたい。



僕ら人間はオトナになっても弱点というものを放ったらかしにする事はしばしばあるだろう。
そんな僕も当然ながら弱点をたくさん持っている。弱点を取り除いたら、もうほとんど僕の体は残っていないのではないかと思えるくらいに。

しかし、弱点を持っているなぁとは思うのだが、克服する方法はよくわかっていない。
これでだとどうやって直していいのかがわからない。困ってしまう。

ただ、そういう人はかなり多いはずだ。



悟空の弱点については尻尾以外にはあまり語られなかったが、ベジータは性格的な事に何度か指摘したことがあった。


悟空は戦えなくなった人物に関してとどめを刺す事はしないのである。そこがお前の“弱さ”だと言っていた。ナッパと戦った際にも、ギニュー特戦隊と戦った時にも、動けなくなるくらいの攻撃はするのだが、とどめを刺す事はしなかった。

それだ誰かに迷惑をかけるかというと…そうでもないような気がするが、確かに、フリーザにとどめを刺さなかった事で、のちにパワーアップしたフリーザが軍を率いて地球を攻めて来たという事があったのだ。
もしもナメック星にてとどめを刺してしたらそんな事はなかっただろう。
その時はベジータもちょっとだけ怒っていた。

フリーザの強さを知っている者達は怖かったはずである。
そして、そこにいる誰よりも強くてフリーザに勝てるはずだった悟空に、「何でやっつけなかったんだろう」と思ったはずだ。(思ってないだろうけどね)

たとえば職場に朝来たら、昨日の仕事がやり残してあるとか、汚れたままになっているところがあると困る。
宴会とかもやりっぱなしになってたらもちろん叱られてしまう。

誰だよこれやってないの!
人にやらせんなよな!
どういうつもりなんだよ!

と、なってしまうだろう。
とどめを刺さないとはそういうのとちょっと似ている。



もうちょっとで終わる仕事も、キリの悪いところで休憩する癖があったりすると仕事が中途半端なものになってしまったりするだろう。
そういう癖を持っている人って少なからずいるはずである。僕が昔働いていたところの店長もそんな感じだった。
ちょっとめんどくさい作業がもう少しで終わるよって時に限って、「ちょっとタバコ吸ってくるから(あとは任せた)」と言って休憩しに行くのだ。


まさにそんな感じである。
悟空だって、言うなればそういうところがあったのだ。


そりゃあ生死をかけた事柄に、「何やってんだよ」とは言えないけど、悟空だって完璧じゃなかったという事だ。
勝てると思った時に手加減してしまう。そこを突かれるぞ、とベジータは言いたかったのかもしれない。

そこを「どうにかしろよ」と誰か言えたのだろうが、言えたところで直せるかというと、悟空はその性格をおそらくは直せないと思うのだ。
僕らもそんな事があるかと思う。


他人から見ると何でもないような事であっても、本人からすると重要な事だったりして、「ハイハイやりますとも」と、簡単には実行できなかったりするんだろう。

尻尾がある時の悟空はチカラが強かったし、いつもよりも格段に強くなっていた。しかし強く握られると弱ってしまう。(あとで克服はしたけど)


もしかすると、良い特質と弱点というのは、表裏一体なのかもしれないなーー。




あーー
悟空みたいになれたらなぁ。

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