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TakramCast 80 「CXOってなんだっけ」
今回のTakramCastは、GUILDの深津貴之さん・こばかなさんを迎え、UI/UXについて話します。テーマは「CXO=チーフエクスペリエンスオフィサー」。ユーザー視点でよりよい体験を作り上げる組織のキーマンの役割とは。(聞き手:Takram 田川・神原)
神原:おはようございます。
全員:おはようございます。
神原:今回のTakramCast。特別ゲストで、GUILDの深津さんとこばかなさんを再びお招きしてます。
こばかな:よろしくお願いします。
神原:深津さん、これまで2回出ていただいて、1つが「怠惰の法則」の回と、もう1つが「スマートじゃない家電」の回で、ゲストで参加されてます。「怠惰の法則」の回が実はTakramCast史上、最も聞かれた回だったんです。ダウンロード数がこれまでで最大でしたと。大変好評だったので、続編で今日、またお招きしてます。
深津:ありがとうございます。よろしくお願いします。
神原:深津さん、肩書が増えたって言う話をまず。
深津:そうですね。
神原:する必要がありますね。GUILDの代表もやりつつ、
深津:やりつつ、はい。
神原:ピースオブケイクの、CXOに就任されたと。
深津:はい、お手伝いさせていただくことになりました。
神原:これは、兼任なんですか。
深津:兼任です。GUILDのお仕事は平常運行で進んでます。
田川:TakramCastのフォロワーの人たちから「CXOって何ですか」って言う話があって、個人的にもよく考えるんですが、チーフうんちゃらオフィサー系でいくと、クリエイティブが介在するやり方って、例えば「チーフクリエイティブオフィサー」つまり「CCO」とか。
深津:CCOかCDOですね。
田川:「チーフデザインオフィサー:CDO」とかっていうのが言葉としてある中で、個人的にもチーフクリエイティブオフィサーとか、チーフデザインオフィサーではなくて、その上位概念としての「CXO」って言った方が良いんじゃないかなってずっと思ってたところがあり。そこで、実践者として深津くんが出てきたのもあって。これはみんな多分聞きたいし、ケイクスの中で何が起こってんだ?って言う話もあるし。そこをぜひ聞いていきたいです。
神原:CXOってまだ日本だと、あんまり、
深津:あんまり聞かないですね。
神原:そもそも何?みたいなところがまず、知りたいところですよね。
深津:CXO、何なんでしょうね(笑)。自分でも、それの概念のテンプレートが決まってないので、手探りで形作っていかなければならないとは思っているんですけれども。
田川:ケイクスの加藤さんと多分、深津君が話をしてる中で、タイトルの話、チーフうんちゃらオフィサーの「うんちゃら」を何にするかについて結構話したんじゃないかと思うんですけど。
こばかな:話しましたね(笑)。
田川:話したよね。話さないとこれになんないでしょっ、ていう気がしていて。そこらへんのいきさつって、聞いてもよいですか?
深津:CDOとCXO、どっちがよい?みたいな話は、その時はありまして。
神原:CDOはデザインオフィサー
深津:チーフデザインオフィサーか、チーフエクスペリエンスオフィサーか。これ、そもそもCXOって何って話を先にした方がよいよね。
田川:した方がよいかな(笑)。
深津:CDOはチーフデザインオフィサーで、デザイン全部の監督をする人ですよね。CXOは、チーフエクスペリエンスオフィサーなので、そのサービスとかプロダクトの、体験を全部責任を持とうってお仕事だと思います。字面上は。けど実際体験って何って言う話がいろいろ大変で。ケイクスの時にお話したのは、「タイトルどっちが良い」って言うことで、DとXがあったんですけれども、どっちかって言うと、そこの中でやる仕事が、使いやすくする部分とかっこよくする部分だけじゃなくて、もう少し広くなりそうだったんで、「Xが良いかな」ってお話をして、最終的におまかせしたんですけど、Xになりました。
田川:もともと、CXOは選択肢としてあったんですか。加藤さんの方から、
深津:オファーとしては加藤さんから。。
(この後、深津さんが考える「CXO」についての話が展開します。つづきはTakramCastでお楽しみください!)