衣谷一【FX】

2021年4月から専業でトレードしています。 金融市場全体の流れが理解できるとFXの難易度は大きく下がります。 なるだけ分かりやすくマーケットの週間まとめとトレード目線を書いていきます。

衣谷一【FX】

2021年4月から専業でトレードしています。 金融市場全体の流れが理解できるとFXの難易度は大きく下がります。 なるだけ分かりやすくマーケットの週間まとめとトレード目線を書いていきます。

最近の記事

【FX】物価指標低下でドル急落、大きな流れとなるか→材料難な中での値動きに注目

みなさま今週もお疲れ様でした。 【7/10-14まとめ】 <<米CPI>> とにかく今週は米物価鈍化による金利上昇ドル安が全てですね。 やはり直近の金利上昇および利上げ織込みが進んでいたこともあり見込み通り久々に大きく動きました。 金曜日にミシガン大景況感指数の上ブレもあり各市場巻き戻しの動きがありましたがドルの上昇はやや限定的でした。 もう一つの注目点として、ドル円及び円ですね。 145円を天井に先週木曜日から下落が始まり、木曜まで6日続落後に金曜138円にサポートされ

    • 【FX】日経売りからのリスクオフ円買い→来週は米CPI含む物価指標に注目

      みなさま今週もお疲れ様でした。 【7/3-7まとめ】 <<木曜複数指標と雇用統計>> 今週特徴的だった点は2点。 まずは木曜日にADPとISMサービス業が予想上振れたことがサプライズとなり金利上昇と株安での反応が目立ちました。 次に雇用統計ですが、雇用者数がやや下ブレたぐらいでインパクトのある内容ではなかったのですが為替と原油が強く反応。 ドル安円高が進み、原油は上昇となりました。 週を通しての印象としては円と原油が堅調で最近では珍しい動きとなっており、継続性に注目し

      • 【FX】ECBフォーラムは無風通過→来週は雇用統計ついに悪化か?

        みなさま今週もお疲れ様でした。 【6/26-30まとめ】 <<ECBフォーラム無風も伏兵でGDP確定値>> 指標としては欧米含む各国のインフレが鈍化傾向であることが確認できた週でした。 一方で注目されていたECBフォーラムは目立った発言なくほぼ無風通過と言っていい内容。 あとは木曜日のGDP確定値上ブレと新規失業保険の下ブレで金利が急伸しましたが、為替や株は反応薄。 GDP確定値に関しては1-3月期の話なのと新規失業保険も祝日を含む週だったことと、そもそもが週間の指標度と

        • 【FX】世界的に利上げ(継続)機運が高まるも欧米PMIは下ブレ→来週はECBフォーラムと月末フロー

          みなさま今週もお疲れ様でした。 【6/19-23まとめ】 <<BOE・パウエル議会証言>> トピックとしては英CPI上ブレからのBOEでの50bp利上げ、 パウエル議会証言はタカ派継続姿勢をよりはっきり打ち出しました。 これで今週も円売りが目立つ展開。 一方で新規失業保険やや上振れや欧米PMI下ブレもあり、市場全体ではやや方向感を欠くこととなりました。 <<米指標状況>> ◆住宅関連-悪化からやや持ち直し ◆景況感関連-悪化傾向 ・PMIやや下ブレ ◆物価関連-減速傾向

          【FX】凄まじい円安でドル円上昇クロス円暴騰→株高円安の継続性に注目

          みなさま今週もお疲れ様でした。 【6/12-16まとめ】 <<翌週を見据え動ききれない環境>> 今週はイベント盛りだくさんのわりには短日で際立った動きとなった日はなく(強いて言えば木曜日)概ねリスクオン基調で株高ドル安が目を引く中、圧倒的に円が売られて週でした。 円のファンダメンタルズに基づいた弱さはここ数ヶ月顕著なわけですが、今週の売り込まれ方は特に強烈でした。 ドル安基調だったにも関わらずドル円は大陽線、クロス円に関しては特大陽線となり週足チャートでも一際目立つ凄まじ

          【FX】凄まじい円安でドル円上昇クロス円暴騰→株高円安の継続性に注目

          【FX】今週は想定通り様子見相場→FOMC含む激動の1週間へ

          みなさま今週もお疲れ様でした。 【6/5-6/9まとめ】 <<翌週を見据え動ききれない環境>> 今週の印象としては表題の通りで、少し材料が出ても来週CPIとFOMCを前に様子見したいという前提があるため大きな流れが出せない週でした。 (ISM非製造業の下ブレ、他国中銀の利上げ再開、新規失業保険申請件数の上ブレなどにそれぞれ反応) 総括すると他中銀の利上げ再開でFEDへの影響が意識される一方でISM非製造業下ブレ•新規失業保険申請件数上ブレとなりどちらにも方向感を出せず。

          【FX】今週は想定通り様子見相場→FOMC含む激動の1週間へ

          【FX】6月利上げ剥落からのまちまちな雇用統計→ISM非製造業に注目

          みなさま今週もお疲れ様でした。 【5/29-6/2まとめ】 <<6月利上げ剥落からのまちまちな雇用統計>> 大きな流れとしては月-木曜日の流れが金曜に強めに巻き戻された格好。 大きな要点としては下記2点で捉えています。 ①投票権を持つ米高官2名が6月据え置きを支持+ニック記事 月末フローで金利低下・ドル安基調となっていたタイミングにこの材料。これにより6月利上げ織り込みが剥落し流れに拍車がかかりました。 ②雇用者上ブレの雇用統計 一方で失業率上昇に平均時給はやや鈍化とま

          【FX】6月利上げ剥落からのまちまちな雇用統計→ISM非製造業に注目

          【FX】金利上昇ドル高継続、株は冷静にS&P500をみたい→来週は雇用統計に注目

          みなさま今週もお疲れ様でした。 【5/22-26まとめ】 <<相関の乱れと軽視されるパウエル>> 今週も大きなイベントが無かったこともあり単日で相場全体が際立った値動きとなった日はありませんでしたね。 米高官たちのタカ派発言、米債務上限を巡る交渉が合意に至るとの楽観、堅調な米指標などを背景に基調としては連日金利上昇、ドル買いが目立つ展開。 金曜日は金利上昇、ドル買いが一服し株価指数が大幅上昇となりました。また週を通して銀行不安が意識される展開はありませんでした。 気に

          【FX】金利上昇ドル高継続、株は冷静にS&P500をみたい→来週は雇用統計に注目

          【FX】金利上昇・株高が目を引く1週間→債務上限問題は来週がひとつの山場か

          みなさま今週もお疲れ様でした。 【5/15-19まとめ】 <<金利上昇加速、ドル買いも継続の1週間>> 今週は大きなイベントが無かったこともあり単日で際立った値動きとなった日はありませんでしたね。 順番に見ていきましょう。 基本的に月-木に関しては一貫した流れで、金利高-株高-ドル高でした。 要因としては下記で捉えています。 ・米高官たちのタカ派発言が意識される ・米債務上限を巡る交渉が合意に至るとの楽観が強まる ・銀行株が買い戻され銀行不安が意識されなくなる これらを

          【FX】金利上昇・株高が目を引く1週間→債務上限問題は来週がひとつの山場か

          【FX】ドルが2月以来の大幅上昇→来週は材料難な中さらに加速するのか?

          みなさま今週もお疲れ様でした。 【5/8-12まとめ】 <<CPI→PPI通過後の強いドル買い>> 今週のハイライトは2月以来約3ヶ月ぶりのドル大幅上昇(週間)ですね。 順番に見ていきましょう。 まずは水曜のCPIです。 直近の経済データやポジション推移から予想上ブレ思惑がある中での発表となりましたが結果はほぼ予想一致となりまして市場反応は織り込みの剥落からか金利低下のドル安円高となりました。 一方値幅としては大きなものではなく、お祭りと化していた去年のCPI後の値動

          【FX】ドルが2月以来の大幅上昇→来週は材料難な中さらに加速するのか?

          【FX】FOMCと雇用統計受けてもドルはレンジ→来週CPIでのサプライズな結果が必要か

          みなさま今週もお疲れ様でした。 【5/1-5まとめ】 <<FOMCと雇用統計通過も流れは出来ず>> イベント盛りだくさんの1週間でしたが大きなサプライズはなく今後の流れを作るような値動きは生まれませんでしたね。 まず先週一時的ではありましたがリスクオフの原因となりました、FRCの経営不安に関してJPモルガンの買収が決まった状態での週明けオープンとなりました。 この動きを受け月曜日は金利上昇-円安でしたが、火曜日から「次に危ない銀行」を探す流れとなり複数の地銀株が急落。

          【FX】FOMCと雇用統計受けてもドルはレンジ→来週CPIでのサプライズな結果が必要か

          【FX】金曜に円が暴落、継続性は?→FOMC利上げ打ち止め示唆はあるのか?

          みなさま今週もお疲れ様でした。 【4/24-28まとめ】 <<日銀会合現状維持からドル円暴騰>> 相場全体といった観点から見ると木曜までは大きな動きにはならず、金曜の日銀会合から為替を中心に大きな流れとなりました。 日銀会合で政策維持が決定し一気に円売りの流れ。 ここにFRBの救済を米当局が検討といったヘッドラインが重なり流れが加速しました。 また米時間発表のPCEデフフレータ、雇用コスト指数ともにやや予想上振れとなり流れを反転させる結果とはなりませんでした。 結果ドル

          【FX】金曜に円が暴落、継続性は?→FOMC利上げ打ち止め示唆はあるのか?

          【FX】景況感指標はまちまち→日銀・PCEは望み薄で大きな動きは米企業決算頼みか

          みなさま今週もお疲れ様でした。 【4/17-21まとめ】 <<景況感指数の結果に右往左往>> 今週は一言でいうと一貫性のない米景況感指数の結果に振らされただけの1週間でしたね。 各市場ローソク足の規模も小さいですし、対局の流れを左右するレベルの指標もありませんでしたので細く言及はしませんが。 これでFEDは5月3日のFOMCに向けてブラックアウト期間となりました。 来週に関しても今週よりは動きそうですが、FOMCを含め材料目白押しの再来週に向けた流れを考えていくことが最

          【FX】景況感指標はまちまち→日銀・PCEは望み薄で大きな動きは米企業決算頼みか

          【FX】ドルが最重要局面→決着はFOMCまでつかない公算も

          みなさま今週もお疲れ様でした。 【4/10-14まとめ】 <<CPI減速もコアは高止まり>> 今週最注目の米CPIの結果は総合予想前回下振れ、コアは予想一致高止まりといった結果でしたね。 相場の反応としてはあまり大きな動きとはなりませんでした。 今回は結果がまちまちだったこともありますが、インフレ鈍化傾向が明確になってきたことでCPIへの反応が限定的になっていく流れになっていきそうですね。 また翌日PPIも明確に下振れる結果となりましたが、こちらもそこまで大きな動きに

          【FX】ドルが最重要局面→決着はFOMCまでつかない公算も

          【FX】経済指標悪化の兆し→CPI結果がトレンドを作るか

          みなさま今週もお疲れ様でした。 【4/3-7振り返り】 <<経済指標悪化も雇用統計は堅調>> 今週最注目の雇用統計でしたが結果が予想値+欧米軒並み休場で大きな動きにはなりませんでしたね。 唯一金利先物に関してはやや大きめに上昇しました。 内容としては雇用者数と平均時給が予想前回をやや下回るも、失業率はやや低下となりました。 今週は各ISMや雇用指標が総じて悪化傾向だったたこともあり雇用統計の悪化も期待値が高まっていましたが今回も明確悪化はお預けとなってしまいました。

          【FX】経済指標悪化の兆し→CPI結果がトレンドを作るか

          【FX】各市場金融リスクオフ全戻しも金利は仲間外れ→月初恒例の米指標ラッシュへ

          みなさま今週もお疲れ様でした。 【3/27-31振り返り】 <<PCEデフレーター>> そこまで大きな動きになった訳ではありませんが、他に特出するものもなく強いて言えばといったところです。 結果は予想前回をやや下回りFEDの利上げ終了局面を後押しする内容となりました。 市場の反応も金利低下、株高となり上記結果を好感しましたがドルは期末フローの影響でドル高でした。 週間通してみると3月のメイントピックとなった金融不安からのリスクオフの巻き戻しが進む1週間となりました。

          【FX】各市場金融リスクオフ全戻しも金利は仲間外れ→月初恒例の米指標ラッシュへ