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【朔 #212】新たに千行詩篇を完成させるとするならば

 ブラームスの交響曲第1番。
 では、その谷底から、
 藍染の手を翳したのは密猟者かもしれない。
 朝寒の舐めまわすような静けさ。
 明るい嘘だ。
 腹痛は星鴉に啄まれた松の種で、
 愛とは、
 やや進路を変えながら這う蛇であった。途中で、
 サロンパスの蓋知らない?(知らない)
 例えば、帛門臣昂「窪、夢の野の、の、の」の約束を反故にして、新たに千行詩篇を完成させるとするならば、おまへ、真鍮の鳳蝶と踊るのも容易い陶器製の青蛙。腸の底で絡みあう骨も青く、六甲山にもなれる。背理法。
 大抵、
 太陽の操縦席は一人乗り。

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