【朔 #123】藻藻藻藻藻藻藻藻
その実、青鷺かどうかわからない。
とにかく私は鷹である。
ぷるぷるの腹を見せて虎は眠る。その思惟の千年。
左耳の異音から隆々と岩が育つ。
その耳。
容易く捥げるね?
桃桃藻藻藻藻藻藻藻藻腿藻藻藻藻藻藻藻元藻藻素藻桃元股揉も揉も。
やはり、吉岡実の初期詩集がしっくりこない。半魚人なのかもしれない。霧を生み出す装置でジャック・ザ・リッパーを蘇生する。組成。
狂いそうな夜、狂いそうな朝、狂いそうな真昼だ!
或は環状線付近。
今の唯一の楽しみは朝比奈秋『サンショウウオの四十九日』(新潮社)の刊行。それだけだ。
無辺際、などない。