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【朔 #59】ペリカンが群れている

 歯の不安は一周した感じ。まだ時々、襲ってくるし、まだ、違和感があるけれども、それ以上に処理せねばならないことが多い。
 菅原道真「遊覧偶吟」の一節。

鳥出樊籠翅不傷
青山碧海任低昂

菅原道真「遊覧偶吟」より

 この「不傷/傷まず」に宿るぬらぬらとした光を百千鳥(谺して山ほととぎすほしいまま/杉田久女)、風に教えてやりたいような。
 なにかを、惜しむことがない、者に、この、金の、門をくぐることは、できない。ペリカンが群れている。

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