【朔 #160】発火するまでの蓬の腰
埴輪の中からゑのこ草。(これが花道以上の花道?)
鷗、鴨目、鴨長明、仮名。
鷹が飛来して、
私は選ばれる八人のうちの一人。
発火するまでの蓬の腰を、桃も葡萄も、冷房車を時速如何。藻に絡まった水鉄砲はまだ何か吐き出している。交信する。村肝の、電熱線、それは昼顔、休暇、止血剤、いやいや、陳列の詩学なんて不可能かもしれない、恋々と、三叉路を渡る影は雪だるま。
だから、
一個の振り子になって、
朝を迎えるのです。
何度も何度も、
揺らされて散文的な欲情を喚く他ない。私に、
切り株をいただけますか。