【朔 #190】はらら神
昨日は酔って帰ってきて、蠍を撮って数人に自慢するなどして、黄緑色の空気、眠るまで数瞬。
一日の区切りは珈琲にある。どこぞの瞬間湯沸かし器と主観湯沸かし器の聞き間違いが琵琶湖の底の倒立貴族をゆらゆらゆらゆらと謎、謎、謎!
何ぞ!
ぼろぼろの巻貝の……、
或はべったりとした因果関係、破断!
巻貝の日に日に軽くなってゆく、それは風化。それは、明日、消えてしまう露。はたはたはたはたはたはたはた、鰰。
はたた神、降りよ!
はらら神とはどんな神!
それは和歌山の海風と山風の間に憩う一匹の牛であったか。
重要人物だ! 動物だったかもしれない、電車かもしれない、プラスチック、塔だったかもしれない、令奈、胞な、オートファジー、詩をオートファジー。自家食。
飛流直下三千尺とは李白だが、
どこにも行けない、日照りだから、
と言ったのが私だ。