【朔 #94】まあ、鮫みたいなもんです
昨日(二〇二四年四月三十日)は榎本櫻湖『Röntgen、それは沈める植木鉢』(思潮社)を読む。日付が変わってから未明にかけても読む。
歌に関する両極が、縷々、解けてゆく。
若楓とは、
オオサンショウウオのことであるけれども、
結局、
不安のない歯がわからない!
スキー合宿に行ったけれど楽しかった。
春スキー?
ハスキー犬から河馬に乗り換えて、千手観音を曳き摺ったのも良い思い出。成虫になった傷だらけの陰茎が一週間前の夜の茂りを思い出させる。
岸、念、旅。
まあ、鮫みたいなもんです。
蛤でもいいです。
鬼の面、おにのおもて、おものおにて、面の鬼手。
ししししししししししししし、と
不吉な平仮名を並べたてて、私には唯一の壺が張り巡らされている。
Be quiet……!
ししししししししししししし、の裏に、
つつつつつつつつつつつつつ、が和す。
しつしつしつしつつつつしししししつつしししししししつしつしつつしつつししししししししししし、と
筒鳥の楽譜は舐れたものではない。
眠気。