【朔 #98】コノ、渾沌のTongue
前回、思わぬ形で、ソノ、鉄路を発見した、虚子の句と吉増さんの詩。文机の前に掲示する。コノ、渾沌のTongue。
新しい詩を書き始めて、てい、ている、指の方から囁きかけてくるものがある。玄米茶まで写り込んだ画像には、そういう、狂ひ始めた日時計にも一抹の理性を担保しようとする、抵抗。夜々、狂って。
死児もいる、雛の家。
嬰児とは、疲れやすいもの(鳩を傍に 生れ疲れの嬰児ひとり/赤尾兜子)。
窓枠の狂気が夏暁に看破されるとき、
永遠にラガーでいられるか、君は!