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随筆・日記
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2024年12月の記事一覧

【朔 #236】「引きずって」が「曳きずって」じゃなくて良かった

【朔 #236】「引きずって」が「曳きずって」じゃなくて良かった

 束の間の自由読書で、小笠原鳥類『素晴らしい海岸生物の観察』(思潮社、二〇〇四年)の詩篇「私達、人を引きずって歩いている」が気に入って、というか感動して、颪が強まってきたホームのベンチで何度も読んでいた。「おもしろい!」となるかと思いきや、感動している自分が不思議だった。なんだか、かなしいような詩で、でも、「引きずって」が「曳きずって」じゃなくて良かった。かなしい、とはすぐ腐る形容詞で、一等、佳い

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【朔 #235】二十一日間だけ同い年

【朔 #235】二十一日間だけ同い年

 愛子内親王殿下(と言っておかないとなんだか落ち着かないから言うだけなので、そう身構えないでください、と予防線を張らないといけないのが面倒くさいが)のお誕生日らしく、二十三歳になられたらしい。えっ、そんなに年近かったっけ、となるし、二十一日間だけ同い年ってことか、ともなる。私が中学生の頃だったか、見るからに窶れた姿をカメラに晒されている時期があって、心配していたものだった。今では考えられない。
 

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