庄内地方③ 鶴岡市 気づいたこと思ったこと編
今回の旅は
・羽黒山参拝
・スイデンテラス宿泊
・鶴岡市観光
の3本立てでした
そのつもりでした
盛り沢山で色々な違った経験ができるなと
古代からの霊山へ参拝に行き、世界的に活躍される今をときめく建築家の設計したホテルに泊まり、知らない街を散策
おー盛り沢山で色々な違った経験ができるなと
でも全て見てきた今、思うことはちょっと違います
ホテルでは温泉に浸かりながら、知らない人とお話ができて、意外と出羽三山に参拝に行ってきた人も多いことを知りました
それぞれ違う山へ参拝に行き、それぞれしんどい思いをしてきた事笑
みんな「でも修行の山だからねー」と締めくくる事
「月が綺麗!物凄く光ってるし、星も良く見える!で、この露天風呂もすごく素敵に作ったわよねー」と盛り上がる
浴衣の柄は山伏の着物と同じだし
宿泊棟に付けられたH棟・G棟・Y棟という名前は、羽黒山・月山・湯殿山の事だったし
加茂水族館へ行き、荒れ狂う高波の海を見て
鶴岡市内に戻れば北前船で栄えた過去を知り
明治時代の洋館や、江戸時代の教育方針を今も大事にしているんだなと知り、とても整った街並みにお洒落で洗練されてて品があるなーと思い
お店に入れば穏やかな口調で優しく話す上品な方ばかりで
藤沢周平記念館を見て、昔見た「たそがれ清兵衛」を思い出し、宮沢りえさんの顔が浮かんで、
鶴岡の女性達が、あの雰囲気纏っている事に気付きました
特に駄菓子屋のおばあちゃんの話し方が…!
方言が強くて、誰よりも上品で可愛かった!
「今日の天気は酷くて大変だね」という程度の世間話だったのに、涙が出そうになるほど素敵な話し方だったのですよ!
ここで伝え切れないのがもどかしいです
藤沢周平映画の美しいヒロイン達は、これを目指して演じていたに違いない
庄内弁、美しすぎました
鶴ヶ丘城址公園内の荘内神社の手水舎は、今はコロナで使えませんよと伝える為にこうなっていました
可愛すぎる!
こんな街だからこそ、スイデンテラスのようなホテルもできたんだろうな、と
ずっと続いている文化が至る所で繋がっていて感動でした
違う分野が繋がっているだけでなく、
過去も今も時間の流れもしっかり繋がっている
段々と、古いと新しいに違いは無いのかなーなんて思ったり
区別するものではないのかも
古いもの常に生きていて、そのパワーでまた新しいものを生み出して
形が無くなったものも実は生きていて
「全てが共存しての今」みたいな感覚になりました
素敵な街
すっかり大好きになりました
いつか、なんらかの形で関われたら良いな!と思いながら鶴岡を出ました
3本立ての旅ではなく、「ひとつ」の旅でした