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3/3 人体星図主体⑫事例詳解(6)宿命の鋳型の消化、四貴格の稼働を年運で試す、十二大従星の見え方

昨日の続きです。
人体星図主体で宿命を読み取っていくその続きです。

昨日の後半、
十大主星の性質にせよ、才能星の発揮にせよ、中殺の発揮にせよ、
算命学における要素というのは、
ただその要素を持っているだけで自動的に現れるものではなく、

その要素がくっきりと発揮されて以降
=その要素が発揮される環境が整って以降、
つまり、「運が伸び始めて以降」、顕著に現れるものである、ということを書きましたが、

これは、今回の事例を説明するにあたり、最も重要な点であるので
本日は、まずそれについて今少し丁寧に説明するところから始めます。

もともと、宿命の消化度に比例して運が伸びるのはご承知と思いますが、
これは、
宿命を消化することによって、元々その人物がもつ「宿命の鋳型」の隅々まで「気」行き渡り、
そうやって「宿命の鋳型に気が行き渡れば、くっきりとした存在感」を得て、
持てる宿命の要素が花開いていくことになるからです。

逆に言えば、命式がどんなに立派でも、
「宿命の鋳型」を消化していなければ、
その「宿命の鋳型」に気が行き渡らないので、スカスカの鋳型でズレた気をまといながら生きることになり、その結果として、同じような一気格の人物であったとしても、

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