6/8 大運でめぐる十大主星の陰転と陽転の構造と作用① 一極二元の理解
本日は、大運でめぐる十大主星について説明いたします。
大運でめぐる十大主星をぶつ切りの知識で解釈していると、
例えば、大運で牽牛星がめぐれば、その他の条件に関わらず、それだけをもって、
「地位や名誉に恵まれる時期である」
…という解釈をされているのをときどき見かけるのですが、必ずしもそうではない、ということについて、ここできちんと整理しておきます。
牽牛星というのは、地位・名誉の星なのに、
なぜ、大運で牽牛星がめぐっても、それが「地位や名誉に恵まれる時期」とはならないことがあるのか?
…という疑問を持つ方が、ぜひここで理解を確りとさせていただければと思います。
さて、そもそものお話ですが、
大運というのは想念の世界であり、
その大運でめぐる十大主星というのは、その想念の中身です。
つまり、牽牛星がめぐる時期というのは、牽牛星=地位や名誉についての想念が支配する時期である、ということで、それ以上でも以下でもありません。
今少し丁寧に、構造的にいえば、
牽牛星がめぐる時期というのは、
「日干が陰陽をもって剋される」という構造が想念の世界において起こる、
…ということなのですが、
「日干が陰陽をもって剋される」
=自分が和合できる相手、自分が尊敬できる相手に動かされる・働かされる、
=自分がこの人は…と思う相手、自分がこの人と共にいたいと思う相手のために動く・働く
…ということが、
ポジティブなものになるか、ネガティブなものになるか、
良い意味のものとなるか、悪い意味のものとなるか、
陽転するか、陰転するか、
…というのは、単に「大運で牽牛星がめぐる」という一事をもって判断することは出来ないのだということです。
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