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人見知り、がんばりました
ちょっと街まで出かける用事があったので、せっかくだから、と思って、いろいろなお店を見てきました。
どのお店も、すっかりクリスマス仕様。
この前までカボチャが飾ってあったと思ったけれど、赤と緑の世界になっていました。
時の流れは早いですなぁ。
セールを呼びかける店員さんの声をかわしながら、すったすった歩いて行きます。
私は、自分のことを、人見知りだと思っています。
顔が赤くなる、みたいなわかりやすい人見知りではなく、ただひたすらに緊張します。
そして、何よりも、話し終わったあとの疲労感がすごい。
もう、へとへとです。
何をしゃべったかをあまり覚えていない、というのもちょっと怖い。
変なこと言っていなかったかしら、と不安になります。
空気のようにいるのが、私にできる、最大限の努力です。
そんな私でも、がんばれてしまうときがあります。
それが、コスメ。
小説を読むのも好きだけれど、雑誌を見るのも結構好き。
特に、美容雑誌は、ほぼ毎月見ているくらいです。
最新のコスメとか、美容家さんの言葉とか、じっくり読んでいます。
なかでも、半年に一度のベストコスメ発表は、もはやお祭り。
半期、もしくは一年間で、特によかったコスメが紹介されていて、その大半が名前だけ知っているものなのだけれど、ごくたまに自分が使ったことがあるのが入っていると、嬉しくなります。
それが、自分も使ってよかった、と思うものならなおさら。
やっぱいいよね。
もしかして、自分、見る目ある?
なんて思うのです。
あらあら、雑誌の話になってしまった。
軌道修正いたしまする。
ベスコスが発表されると、試したくなるのが、美容好きの性。
出不精だろうと、人見知りだろうと、自分を奮い立たせて、実店舗へ行くしかありません。
今回は、ちょうどお出かけの予定があったので、そのままコスメ売り場へ。
私はね、コスメ売り場を、ゲームのステージだと思っているのです。
まずは、バラエティショップ。
第1ステージです。
まずは外に出る。
これが大事ですからね。
ドラッグストアとかスーパーのコスメコーナーもこのステージです。
テスターも自由にできるし、自分でも買えるお値段のものが多いのがありがたいです。
続いて、第2ステージは、店員さんが話しかけてくるコスメショップ。
カウンセリング化粧品とか、セレクトショップ系です。
元気があって、どうしても試したいコスメがあるとき、勇気を振り絞って行きます。
ちょっとお高めなので、ネットでほいほい買うわけにもいかず、テスターと、できれば試供品をゲットすべく、赴きます。
今回行ったショップもこのタイプです。
おそらく、挙動不審だったのでしょう。
「なにかお探しですか?」の一言に、びくーっとしながらも、お目当てのものを指さして「コレタメセマスカ?」を絞り出し、試供品を手に入れました。
やった!
やりましたよ!
快挙です。
あとは、私はまだ一度も挑戦したことがない、第3のステージがありますが、これははなからあきらめています。
だって、デパコスカウンターよ。
無理無理無理無理。
どんなに素敵な対応をしてもらっても、あんな空間(想像上)じゃ、正常な判断なんかできなさそうだもの。
ちょっと、ほんのちょっとだけ、興味はあるけれど、今はまだ大丈夫です……。
とりあえず、おつかれさまでした。