働くママさん入院記(術後3日目)
おはようございます。今朝も爽やかな朝を迎えております。・・・が昨夜はあまり眠れず、夜中に看護師さんに痛み止めをお願いするということをしてしまいました。(夜中3時のナースコール、まじごめんなさい)というのも、のどがいがらっぽくて、無意識に普通に咳をしたら、当たり前にやっぱりお腹痛くて。最後の痛み止め飲んでから時間が経っていたことで痛みの感覚戻ってきていたこともあり、それをきっかけに色んなところがズキズキ痛む感じがして、なんか一人プチパニック(?)になり全く眠れず、夜中ということもあり多分実際の1.5倍くらいに痛みを感じていたような気がする。持ってきてもらった痛み止め飲んでも30-40分はざわざわしていたんだけど、そのうち効いてきて気づいたら眠りについていました。
そしたら・・・すごくすごくリアルな夢を見ました。多分寝る前に動画をみていたからだとは思うんだけど、夢の中に私の尊敬する落合陽一さんがでてきて。仕事上で私が落合さんに依頼をする設定なんだけど、私の依頼に対して、とても厳しく、しかし愛のある言葉で的確な指摘をしてくださり。本当に心に響く言葉だったので、びっくりしてしまいました。実は今回の入院の前、会社の中で大きな組織改革があり、ある小さなチームのリーダー的な仕事を任されることになった私。自分に正直に、できることを精一杯やろうと思ってはいても、やはり不安は尽きず、しかも早々に入院して会社を休んでしまっていることなど罪悪感もあり、悶々としていたのですが、なんかそれらの悩みにも通じる、鋭く心に響く言葉だった。(抽象的すぎてわかりにくくてすみません)
とにかく、「眠れない夜」からの「痛み止めを夜中にお願いして申し訳ない気持ちでいっぱい」からの「素敵な夢」のおかげで今朝も爽やかな朝を迎えることができました。ありがたい。やっぱり朝はいいな。すべてを明るくしてくれる。今日は一日ガンガン動いて体力を戻すことを目標にするぞ!
そうこうしているうちに朝の時間になり、ぼんやり窓から外を眺めていたら先生がまた2人連れ立って回診に来て下さり、「今日診察して問題なければ明日退院ですねー」って言われました。まだ痛いから不安はあるけれど、明日には帰るのか。でもここで衝撃の事実が・・・。退院後1週間自宅療養すれば仕事に復帰できるものだと思い込んでいた私。そのことを先生に聞くと、「え?そんなに早く?普通は2週間後に病院で検査して、それで問題なければ出社って形だけど・・・。そんなに早く仕事戻らなくていいんじゃ?」「病院にいるうちって結構動かないから、家帰ってみたら意外と動けないことに気づく人も多いよ。」と。えーーー!まじかーーー!3月2日から出社します!ってみんなに言っちゃったじゃん。今さら変えられんなぁ、頭の中で色々と思ってたら、おじいちゃん先生が、「まぁいいんじゃないですか?行きたいなら行きなさいね。行ってみて大丈夫ならそれでいいし、つらかったらまた休めばいいんだから。」と軽ーくいなされました。結局これまた私自身がどうしたいかという個人の問題なんだよね。とにかく様子みてがんばるしかない、と腹をくくる。
今回の、私の人生における一大ビッグイベントであった卵巣・子宮摘出の入院は、ありがたくも大きな問題にも直面せずに終わりを迎えることができそうです。心から感謝。
ここで、言わなければいけないこと。それは月並みな言葉ではあるけれども検診の大切さ。もし先月に検診にいっていなければ、私は毎日のようにマラソンを続けていただろうし、その結果もしかしたら走っている途中に捻転が起きて救急車で運ばれる事態になっていたのかも。いや、一人でひっそり走っている私は、もしかしたら誰にも気づかれずに道路で呻いていたかも。捻転の場合、手術後も今のこの痛み+切腹の痛みが追加されていたかと思うとぞっとします。そうなる前に見つけてもらって、取ってもらってよかったと思う。だからやはり言いたいのは検診の大切さ。周りの友達には、今回の病気を報告する度に伝えてきたけれど、まだまだ伝え足りない気がする。
特に、わたしのようにデフォルトでお腹がぽっこりしてくる年代の方へ。恥ずかしいけれど、私の術前のお腹の写真載せておきます。わかりにくいかなぁ。でも確かにぽっこりしてるんだよなぁ。
実は今回思い出したことが1つあって。大学の時に女友達4人で、バリに旅行にいったときに、若かった私たちは全員気合満々でビキニを着てて・・・。そのころ、今よりもぽっちゃりしてた私は、恥ずかしげもなくビキニからはみ出す脂肪でフクフクしたお腹をさらけだしていました。(←若いって素晴らしい)みんなで私のお腹を触ってきもちいー!ふくふくだーー!と遊んでいた、いや遊ばれていたんだけど、ちょうど一緒に行った友達(めっちゃやせ型)も最近お腹でてきたな、と悩んでいたらしく、その時になんか自分のと違う・・・と気づき、帰国してから病院に行ったら卵巣脳腫だったという事件(!)がありました。彼女の場合はちょっと触った感じが堅かったみたい。その時、「命の恩人やー」とまで言われ、めっちゃ複雑な気持ちだったのよね。でもデブも捨てたもんじゃないと。
今回の私の卵巣嚢腫は、中に入っていたのは水っぽいものだったから、脂肪となかなか区別がつかないやわらかい感じだったから気づきにくかったんだけど、↑これで卵巣10センチ。とった卵巣と水の重さが500㎖のペットボトル1本分くらいだったみたい。この写真が1人でも多くの人の参考になったらいいな。
あーーーー!あとは退院までにお通じがでるといいな。まだ出ない。またしてもお腹がぱんぱん気味になってきた。すっきりすべてこなしてから帰りたいな。・・・とここまで書いたところで下剤きいてきました!そして悪戦苦闘の上お通じミッションクリア✨ がんばりました!!
色々振り返ってみると、1つ書き忘れてたことあった。しょーもない話だけど。今回、生命保険をあてにして個室を使わせてもらったんだけど、どうやら私がはいった部屋のトイレが壊れていたみたいで。確かにひっきりなしに水が流れていて、病院のトイレって変なの、菌防止に盛大に流すんやろか、くらいにしか思っていなかった能天気な私。で、手術から帰ってきて私が激痛に悶絶しているまさにその時、トイレの修理屋さんが来て、痛みに混乱する私のベッドの横で作業着姿のおじさん2人が色々な工具を使ってトイレを直していらっしゃいました・・・。なんか現実と頭ん中の出来事の境目がわからなくなってたんだけど、おじさんいたのは事実やわ。手術室から帰ってきたばかりで、痛がってる人の部屋で作業するのはキツかったやろな。結構時間かかってたし、申し訳なかったな。おかげさまで今はトイレは絶好調!
上げ膳据え膳でゆっくりできるのも今日が最後。すごく濃い時間だったな。