これからFXをはじめる人にまずは読んでほしい本

「一番売れてる月間マネー誌ZAiが作った「FX」入門 改訂版」2017年11月22日発行

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FXという狭い市場の中で30万部を超えるベストセラーになっている本です。
FXをしている人でおそらく知らない人はいないであろうFX界の神こと羊飼いさんの著作の中で最も新しいものになります。
改訂版になる前のものが2009年3月26日発行なので、8年ぶりの改訂ですね。

こういう本を書いてる人って実際には全然トレードをしていなかったり、逆に最近相場で大稼ぎして億トレーダーになって本を書いたけどトレード歴は数年です、という人も多いですが、羊飼いさんはもう20年くらいずっとトレードをされていて、今も現役バリバリの方です。
それだけ長くやられている場合って、たいてい大儲けと大損を繰り返している方が多いですが、羊飼いさんの場合は大損をされている話を聞かないので、すごい方だなぁと思うとともに、ギャンブラーを目指しているわけではない普通の人が手本にしてあこがれるべき人だと思うのです。
実際にこの本の中ではメリットや「こうしたらいいよ!」っていう部分だけじゃなくてデメリットや「こういう所があぶないよ!」っていうことを書いてくださっているので、これからはじめる人が最初に頭に入れるべきことだろうなぁと思います。

私自身はFXをはじめた頃にはまだこの本がなかったこともありますが、最初の一冊目は羊飼いさんではなかったです。ブログからだったか、ZAiからだったか、FBからだったか、本からだったかはもう忘れてしまいましたが、どれかで羊飼いさんを知ってからはいろんな媒体でずっと追いかけ続けています。
羊飼いさんのおっしゃっていることは10年たっても軸は全然ぶれないんですよね。2009年版の本と比較しても筋は変わっていないなぁと思うとすごいなぁと思うんです。大きく変わってないならどうして入門編の本の改訂版を買ったの?と聞かれそうですが、それは単純にファンだからですね!私のひつじコレクションのひとつです。
経済や政治って状況がどんどん変わっていくので、経済や政治関連の本って新しいものを読むべきだというのは原則なので、FX関連本としてはこの改訂版の本をおすすめしたいです。

入門書として書かれた本ですが、羊飼いさんの考え方が随所にちりばめられていてすごく奥が深いなぁと思います。たぶんはじめる前にさらっと読んだだけで理解しきるのは無理です。
羊飼いさんは入門書をさらっと読んだ後はまずはやってみることをすすめられていますので、とりあえず読み切ったらはじめてみてください。そして階段を少し上ったなぁとか何かにつまづいたなぁと思った時にはまたこの本に帰ってくることをおすすめします。
入門書は何冊も読む必要はないので、これ一冊でいいと思います。これを本当に理解できたら、何万円の教材を買わなくてもそれなりには勝てるようになるのではないかと思います。
私自身読んで理解できたと思っても、また読み返したら「こんなことも書いてあったんだ!」と発見したり、実際にトレードで実感した時に「ここに書いてあることってこういうことだったんだ!」って理解できることがあります。
この本といっしょに成長できていける喜び。そんなパートナーになりうる一冊だと思います♡

第一章 基礎編 について

FXとは~という内容が記載されています。基礎ではありますが、ドルを中心にした考え方やスワップ投資に対する考え方(二章にも続く)などはそれ単体でも記事になりそうな内容ですね。

2009年版と比較すると、当時は「CFDもやってみたい」と記載されていたのが改訂版では「やっている」と記載されていたり、細かい点にも時節の移り変わりを感じますね♡
スプレッドも当時はけっこう広かったのを見ると今は1銭以下になっていてだいぶスキャルに有利になりました。また当時は1万通貨単位での取引が基本だったけど、最近は1000通貨単位や100通貨単位での取引も本当に一般的になったなぁとなつかしくなりました。

第二章 応用編 について

FXとは~応用編ですね。ここははじめる前にはピンとこないこともあると思います。なんとなく理解した気になっておいて、いつか戻ってきましょう。

2009年版と比較して、スマホ取引について記載されていますね。
2009年時点でもトルコリラのスワップ投資って流行ってたんだぁと思うとともに、そのころからそれは危険と察知されていたのはすごいなぁと思います。

第三章 ファンダメンタルズ編 について

経済指標のそれぞれは辞書的に使うとしてふーんとながめておけばいいかなと。羊飼いさんのブログで毎日どれが重要かは教えてくださるので、都度都度覚えて行けばいいかなと思います。

第四章 テクニカル分析編 について

テクニカルは読んだだけだと絶対に見につかないです。この中からどれかインジケーターを選んで毎日チャートを見るときにつけてみていきましょう。

第五章 FXの掟 について

羊飼いさんは米ドル中心の考えをずっと言ってこられてますが、昔の本だと(この本以外でも)ユーロドルを特に中心にとずっと言われています。FXの取引量でもぶっちぎりナンバーワンはユーロドルですからね。ただドル円に対する考え方は少しずつ変わって来られてるのかなぁといつかお伺いしてみたいです。

改訂版では時間帯に関する記載が追加されていて、三大市場対照表が載っています。これ自体は前からブログでご紹介されていたもので、著書でも「一番売れてる投資の雑誌ZAiが作った「FX」入門 即実践編」にも載ってますね。

2009年版に載っていた「羊飼い」のお名前の由来が改訂版ではなくなっています。まぁ他のいろんなところに載っているし知りたい人はどこかで目に入るでしょう。

第六章 個人投資家7人&羊飼いの勝ちパターン について

2009年版に載っていた16人の個人投資家さんのうち、余弦さん以外は新しい方です。

投資期間や市場バイアスに関する考え方はすごく重要なことだと思いますが、これは著書の「超ど素人が極めるFX」の記載の方が分かりやすいですね。ど素人~の方が説明が細かいので、入門的な内容はかぶってはいますが、こちらもお気に入りの一冊です。

また2009年版にはなかったリアルトレードを4つ載せてくださっています。これはファンにはうれしいです。

第七章 FXのやり方 について

実際の画面での注文方法を図解してくださっています。私は特にFX会社の画面UIで困ったことがこれまでなかったのですが、困った人はご参考に。
改訂版ではiサイクル注文についての記載が追加されています。リピート系FXはいろいろ奥が深いですが、こういうFXもあるんだぁというさわりだけ。

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