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3.金継ぎでなおしました〜ドイツのビアカップ

自己紹介


はじめまして

私は金継ぎを習っています。

はじめたのは2018年の新年明けた頃だったと思います。

あれから5年が経ちました。

金継ぎはずっとやりたくて始めたはずなのですが、金継ぎの地道な作業に馴染めなくて、焦らずにゆっくりと、気長にやってきました。

こんなに長く続けられているのは、先生が良い方だからだと思います。

最近私はやっと重い腰を上げて、金継ぎが上手くなりたいと思いはじめました。


このノートでは、これまでになおしてきた金継ぎの作品を紹介したいと思います。

リラックスして読んでください。





ショック!マルクトで買ってきたビアマグにヒビが入っている!


私は2017年から2018年にかけてベルリンへヴィンテージアイテムの買い付けに行ってました。

日曜日になると、
マルクトと言われるマーケットへ行くのが目的で、その曜日に合わせて旅程を組んでいました。

私のお店のヴィンテージアイテムの中に、ウエアと雑貨と並べていましたが、買い付けの時は朝から暗くなるまで、足を棒にして色々な場所へ行っていました。

いいなと思うものを手に取って製品チェックをしましたが、日本に帰ってから、傷んでいるものを見つけることもしばしば。

人の目と手には限界がありますので、完璧なものを骨董品の中から選ぶのは皆無かと思っています。


いつの間にか、ヒビが入っていました

お店に並べている商品は、気が付かぬ間にヒビが入っていることがあります。

営業時は掃除をするわけですし、お客様に商品を手に取っていただくので事故もあるでしょう。

家にあるものでも、日頃使っていた茶碗にいつの間にやらヒビが入っていたのか…
とじわじわと気がつくものもありますよね。

金継ぎを習う前は、何かを割ってしまったらば、数日間凹んで自分をせめていました。

でも、
金継ぎを習っていると…

新しい課題ができた!

と、嬉しさに変わるのが有難いです。

グリーンの趣のあるビアカップ


私は当時、イギリスとドイツへ買い付けに行っていました。
買い付けするアイテムはその国らしいものを探して選んでいました。

このビアカップは、年代は不明ですが40年くらい前のものと思われます。

ドイツらしいクラフトの植物の模様が立体的に施されています。

コロンと丸いフォルムが愛嬌たっぷりですが、少し大きい。

本当にこのマグカップでビールを飲んでいたのか…

と思っていましますが、お土産用だと思います。

確か、これはドイツから送った箱の中でヒビが入ったような記憶で、よく見ると3箇所ヒビが入っていました。

時間と体力勝負な買い付けの旅では本当に余裕もありません。
また、海外からの航空便は割れ物を入れて無事であることを期待できませんので、こんなことにも許容範囲です。

一般に、お土産用のドイツのビアマグの印象は蓋ついてるものをイメージしますが、このカップは色やサイズ感が使いやすいと思いました。

外側が若草グリーンで内側はイエローというのも爽やかで、棚に飾ったり、お花を入れて眺める印象のデザインです。

なおしかた


色漆でなおしてみたいと思いました。


このデザインは金ではもったいないし、色が近いものでなおしてみたらどうだろう

色漆には何色がありましたが、この器とぴったりなグリーンはないので、できる限り近い色を選びました。

内側は白の色漆にしましたが。白と言ってもベージュです。
内側の釉薬のイエローに相性が良さそうなのでいいかな…

内側は結構難しいので線が太くなりました。

水漏れがしなければ良しとしました

実際数回花瓶として使っていますが、今のところ水漏れはしていません。

その当時の画像が出てきました。
ゼラニウムの葉っぱは、実店舗のレンガの花壇に植えていたもので、すぐに生えてきて、花壇からはみ出すので手がかかったのを思い出しました。

ビアマグのグリーンとゼラニウムやお花の色がとても爽やかでした


使用した素材:色漆
制作時間:3ヶ月くらい(2020年ー2021年)




終わる前に、お詫びがあります。

投稿後に、読み直ししてから誤字脱字を発見することがあります。
読みにくい場面があるかもしれませんが何卒ご容赦ください。

少しでも、
共感、発見、楽しさを感じて、キスをしてくださると励みになります!


最後まで、読んでくださりありがとうございました。
次のnoteでお会いしましょう。

感謝を込めて


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