風の強い日だから、

白黒パンダが正しいとは限らない。けれど、
概念は白黒パンダが可愛いという。

黒白パンダの比率を思うと違和を感じる。それだけだった。

白熊、黒熊、灰色熊。
パンダは熊猫で、熊なのか猫なのかすらわからない。

人間が一種に尽きないと、それだけのことだのに。
可愛いとか、違和とかに終わる。

わたしの白黒模様は、わたしの概念でパンダ。
判別するのは他者で、わたしの概念はパンダ。

よしんばクリムトが概念であるなら、、それは デカダンスにして、地球外へ飛ばされるやもしれず。

水溜まりに映った空を踏みつけるくらいで終わる刹那。

ときに飛来した鉱物の微塵一種になるやもしれず。
そうに尽きない世の一幕。

水溜まりで、泥団子に執念を費やしたつぶてに過ぎない。数限りなく、魂とか包摂もない。

たぶん、

桶屋が儲かることもない、とさいごに言う。

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