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思索メモ #06

結果から始めよう。

いまなりたい自分、理想像があるとして、

そこにたどり着くためにまず「準備から」考えていないか。

*   *   *

目的を達成するには、まず目的から帰納的に逆算して考えよう。

最上級の理想を掲げて、

そうなっている自分はどんな自分なのか?

「どんな能力があるのか?」「どんな環境にいるのか?」「どんなことをしているのか?」

それらを達成するために、「今、何をするのか?」を考えて動く。

*   *   *

多くの場合は、まず目先の自分になるための行動でさえ二の足を踏んで考え込んで、最初の一歩のための準備をし続けて、膨大な時間を浪費してしまう。

まず「なる」と決める。肩書も掲げてしまう。それくらいやってからでいいのだと、ライターになったときに思った。

ぼくもまだどのメディアでも書いたことのなかった時から、「ライター」を名乗ってメディア関係者や本当のライター・編集者の方々に挨拶をしていた。当時は物流マン時代の名刺しか持っていなかったが、それでも裏に手書きで自分個人の連絡先を書いて、名前だけ覚えてもらうようにしていた。

名前だけでも覚えてもらおう。次第に実績を増やして、その人がいつか思い出す人間になろう。ライターやメディア関係者が集まるような場に行っては、そんなことを思って挨拶をしていた。

*   *   *

今の僕の姿は僕の理想ではない。だけど理想に向かって動き出すのに二の足を踏みたくなかったからまず動いた。

準備のための準備では出遅れる。まず結果を描き、目標を定めて走り出す。最悪、それで失敗したと思えば急いで方向転換すればいい。

まず納得できる目標を、いつも明瞭にイメージすることを意識して今日も歩みを進める。




ライター 金藤良秀(かねふじ よしひで)


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