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2019年東大・京大合格者数高校別ランキング

先日、今年度の東大合格、京大合格が発表されましたね。
今年はどんな顔ぶれなんでしょうか。

東大合格首位は例年のあの学校

日本最高学府の東京大学には38年連続で開成高校(東京)が187名(現役140名)合格で首位に立ちました。
続いて、こちらも国内高校男子御三家の一角、筑波大学附属駒場高校(東京)が113名(現役83名)、そして都内男子御三家・麻布(東京)が100名(現役70名)と、ここ10年で最高の3桁に達し、TOP3はお馴染みの学校が入りました。

さらに4位には聖光学院(神奈川)が過去最高の93名(現役77名)が合格しました。
聖光学院はここ数年間は常に60名台〜70名台をキープしてきましたが、2019年になってついに90名を突破し、麻布に追いつき始めました。

同じ神奈川県内の聖光学院のライバル・栄光学園は今年度は54名止まりでした。2018年は77名でしたから、20名以上減少しましたね。

もう1校、東大合格が多い学校と言えば、、、

そう、灘高校(兵庫)です。

灘はここ数年は95名前後をキープしてきましたが、残念ながら今年度は73名(現役59名)と約20名程度減少しました。ちなみに平成の30年間では最も低い数字です。

しかし、ここが灘高校の強さでしょうか。

大学受験で最難関の東大・理科Ⅲ類には20名(現役17名)が合格し、2位の開成・筑駒の10名を大きく引き離しています。

現役合格率では筑駒が50.9%と卒業生の半数が東大に合格するという偉業を達成していますね。

詳しいランキングはこちら↓

京大合格首位はどこに!?

続いて京都大学です。

2018年は公立王国、大阪の王者・北野高校が34年ぶりに1位に返り咲きましたが、2019年度は果たして!?

見事、北野が72名(現役52名)でV2を達成!

2位に東大寺学園(奈良)が67名、3位に洛南(京都)が64名とこちらも常連が続いています。

ちなみに洛南は京大全体の数では減少気味ですが、医学科については11名(現役6名)が合格しています。

もちろん医学科合格数トップは灘の26名(現役19名)。

また、ほんの数年前まで洛南と首位争いを繰り広げていた、西大和学園(奈良)が今年度は32名まで減少。
一方、東大合格者数は42名と過去最高記録を更新。

これによって、東大42名 > 京大32名と関西の学校では珍しく、東大と京大が逆転しましたね。

灘の背中を追っていくのでしょうかねぇ。。。

東大・京大合格校に異変!?

東大は関東圏の高校からの受験者が5割を占めており、関東ローカル化がますます進んでいる模様。

現に東大合格者数ランキングではTOP10全て私立高校で、灘と久留米大学附設(福岡)の2校を除けば、全て東京を中心とした関東の学校です。
20位まで広げても11位以降にランクインしている関東以外の学校は、東海(愛知)、ラ・サール(鹿児島)、甲陽学院(兵庫)の3校のみ。

一方の京大はTOP10こそは全て関西の高校ですが、全体的には関西圏の高校からの受験者は5割を切り、全国からの受験者を集めたようです。

特に関東からの受験者は増えているみたいですよ。
↓を参照してください。

ただ、関西圏の進学校では東大志向が高まっていることは記事には書いていませんね。

前述の灘、西大和学園然り、甲陽学院(兵庫)も近年東大に30名以上進学しています。

公立高校は圧倒的に京大志向ですが、名門私立は徐々に東大志向が高まりつつあるようです。

そうなると今後、東大・京大合格のランキングにも新たなメスが入るかもしれませんね。


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