20年相場に居続けて見える景色
貯金感覚で積立してきただけ
新年度を迎え、支出と収入から年度末までの毎月のポジションへの入金力の審査を行う。
ここ3年ほどは、転職がうまくいき、その分手取りが増えて色々手を出していた。もちろん「積立投資」の商品だ。純金、白金、銀、アメリカとか全世界とか。
20年も相場にいたから、さぞかし儲かってるのだろうと思うのだろうけど、20年の間に無職期間もあったり就職してもブラックだったり住宅ローンが払えなかったり、マンションが売れなかったりで、その間の糊口をしのぐ為に資産の売却を細かく売ったりしたので、現在は100万超える程度しかない。それも、今年入ってからのボラの大きい相場のおかげでなかなか厳しい状況が続いている。相場だけでなく、日本の景気の先行きが見えない、しかも北でドンパチやったり、SDGとか反原発のあおりを食らって資源価格のボラもあり、無理やりインフレ基調になってるのも困りものだったりする。
貯金感覚でやってた。だから必要になったら売る。ただそれだけの20年
22年間、今振り返って解ったこと。これは積立投資主義なら鉄則である。断言する。増やしたければ「売るな」
投資系動画やブログでよくある「時間軸グラフ」使ってる説明。なるほど説得力ある。
20年実際に「見てきた動き」なので。
そこで語られる「売るな。」という言葉。
下がっても我慢しろ。下がったら喜べ。買い増せ。まぁ、ほぼほぼ煽り、としか、私は思えないんだけど「増やしたければ売るな」は同意できる。
同時に20年もいると、よく聞く「資産が半分になった」
「資産が一時間で30%も減った」
「百万単位の金が溶けた」
いやいや、一万円が半分になった、というなら、まぁパチンコですった、程度の感覚だろうけど、100万超えてからのボラを我慢できるのは、かなり難しいと思うよ。人間は「感情」で動くのだから。
「やめとけばよかった」
と思うのは、当たり前の感情。
そして売っちゃうのは当たり前の精神。
だけど、あえて言う。売るな。
目標額になるまで、淡々と続ける事。なんで売るのか。感情があるから。人間だもの、なあ。だから「感情を介さないルール」で縛りましょう。縛るという感覚すら忘れましょう。いいやり方あるでしょ?毎月自動積立。これを使いましょう。
これのおかげで、僕は20年たっても、相場に悲観もしなければ楽観もししないで居座り続けてる。まぁ、100万程度なのだから、大した事は全くないんだけど、狼狽せずに、やれる範囲を守って、タンタンとやってきた。もちろん、その間に古典を中心に勉強をしてきた。ちょろっと個別に手を出したり、博打もしてきた。そんな中で、50間近でも、(多分)70まで生きちゃうからこそ、感情の介入を極力減らして自動運転するルールだけを守る。これが大事なんですよ。そのルールを公開するんですが、何かの参考になれば幸いです。
そんなに難しい事じゃないと思うよ。多分、誰かがどっかで言ってたと思う事だし。
それでは次回で。
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