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走って支援、チャリティラン!

 日付が変わって昨日は東京マラソンでしたね、私のFacebookのタイムラインにも出場される友人のスタートラインでの投稿が4件くらいあがってきました。天気も暑くなく、寒くなくよかったですね。

 さて、ファンドレイザーの視点からは東京マラソンの「チャリティ参加」の仕組みが非常に興味深いですね。チャリティランナー枠が先着4000名分あり、10万円の寄付を登録団体に行うことで出場権を得ることができます。さらに、その10万円は自分で負担することもできますが、クラウドファンディングの形で友人知人などに呼びかけて集めることもできます。この支援の輪を広げる仕組みが面白いですね。走りたくても抽選の倍率が高くて走れない場合が多いというビッグな大会だからこそできると思われるかもしれませんが、せっかく本格的に取り組んでいる趣味があるのなら、ただ走って終わらせるよりはそれが誰かのためになった方が気持ちがいい、と感じる方は少なくないようです。
東京マラソンのチャリティ参加の仕組みの詳細はこちら
http://www.runwithheart.jp/about_system/

 近年、と言ってももう10年くらい前からでしょうか、ランニングがブームになって、各地でご当地マラソンが雨後の筍のごとく登場して、毎年この時期には毎週末全国各地でマラソン大会が行われていますね。私も10年前くらいからランニングを始めて、幾つかの大会に参加しました。

 マランソン大会と寄付の関係でいえば、大会そのものがチャリティと名のつくものがたくさんありますが、趣向を凝らした大会のはしりは私の知る限りではおそらく大阪マラソンで、各分野の支援先団体に対してランナー一人一人がファンドレイザーとして寄付を募るような形式をとっています。チャリティ枠があるのではなく、参加者全員がチャリティの協力できる仕組みになっています。有名なのは京都大学のノベール賞受賞者山中教授で、毎年フルマラソン頑張るから研究費を支援してくださいと言って走られてかなりの額を集めています。
大阪マラソンのチャリティ参加
https://www.osaka-marathon.com/2017/charity/about/


 この仕組みはJapan Givingというクラウドファンディングサイトによるもので、Japan Givingはよくある団体が寄付を呼びかけ、共感した人が寄付をするというだけでなく、ファンドレイザーとしても関われる仕組みを持っています。要するに「私はこのプロジェクトを支援するために〇〇をします!」と言って友人知人に自分を応援することで寄付先団体の支援をしてもらうのです。チャリティランナーと同じような仕組みですね。

 SNSの普及で誰もが発信者となれる現代は、誰もが寄付者としてだけでなく、ファンドレイザーとして支援したい団体の手助けもできる時代なんですね。

 ランニングが趣味の方は、自分の趣味を生かして誰かの活動の支援も検討して見てはいかがでしょうか。誰かのために走る、あるいは誰かに応援されて走る、というのは自分の走りのモチベーションアップにも大いに貢献すると思いますよ。

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kinox
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