近ごろ気づいたこと「後ろから近づいてくる音」と「一人反省会」
前は「気になること」をどうにかしたいとか、克服とは言わないけどなるべく気にしないようになりたいくらいに思っていましたが、自分にHSPという気質があることを知って以来、「そやかて気になるもんは気になるやん」と半ば開き直ることにしています。だからといって周りの人に「気を遣ってくれオーラ」を出すのはちがうので、どうしてもムリなこと以外は基本、自分で対処、自分で解決です。
そんなわたしが近ごろ、あー、これ気になるな、とか気にしてしまっているな、と意識したのはこの2つです。
1・後ろから近づいてくる音
右耳が聞こえなくなってから、さらに気になりだしました。片耳が聞こえない(聞こえづらい)と、どの方向から音がしているのかがわかりにくいのです。
たとえば救急車。両耳が聞こえていても、どの方向から来るのかやそれがどれくらいの近づいているのかがわかりづらいですよね。片耳だとそれがもっとわからないんです。カツカツと足音が聞こえてきても、それがどれくらい近づいてきているのかがわかりづらい。足音の主が視界に入ってないので、後ろから来るんだなという「方向」はわかるんですが。
すぐ真後ろまで近づいてるんだったら道を譲った方がいいし、距離があったら道を譲るのはもう少し後でもいいしで、どっちなの?どっちなの?と気が気じゃなくなり、何度も振り返ってしまいます。
2・人と会った帰りやその後日に自分の行動や言動のおさらいをする
以前は誰と会ったあとでも一人反省会が止まらず、「今日は言葉や態度は適切だったろうか?そういえばあのときあの人の顔が一瞬曇ったんだけど、わたしのあの言葉でイラっとしたんじゃないだろうか、きっとそうに違いない、もう会ってもらえないかもしれない」などと延々と考えて落ち込み、次に会う機会があったら「こんなわたしとまた会ってくれてありがとう!!!」という思いが過ぎてその人に一方的に奉仕してすり減って疲れ、帰ってきてまた一人反省会、というくり返し。
だから人と会うと疲れてしまって、一時は「自分は人嫌いなんじゃないか」とも思いました。だけど後々よく考えると、自分が余計な気を遣い過ぎていただけ。もしそんなにまでしなければ会ってもらえない相手なら、それはもうわたしにとって「大事な人」や「友だち」というカテゴリーに入れなくていい人だ、と思うようにしました。「大事な人」「友だち」をどう定義するかは個人によって違うから、これが正解かどうかはわかりませんがとにかくわたしはそういうことにしました。それで会ってくれないとか不機嫌になるようならそれまでの人だと。
今までのパターンを壊すわけですから、今までのパターンで付き合っていた人はアテが外れて去っていったり、自分から遠ざかったりでガクンと「友だち」は減りました。もともと少なかったのがさらに。でも新しくなったわたし、素に近づいたわたしを好きになってくれる人はきっとどこかにいるはずだと思うようにしました。
今も人に会った後、気づくと反省会をしているときがありますが、本当にずいぶんとマシになりました。「それ(1人反省会)に気づける」「本当に会いたい人に会う」ということができるようになったので。素に近づくたび、自分に正直になろうとするたび、「友だち」だと思っていた人と離れることがありますが、ご縁があればまた近づけるし、そればかりはしょうがないですよね。
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