【初投稿】バックオフィスの電子化奮闘記
ご覧いただきありがとうございます。
コロナの影響もあり急激なIT化が進められている日本ですが、はっきり言って事務仕事のみならず営業、はたまた製造と日本社会はまだまだ電子化が遅れています。
なぜ欧米に比べ遅れをとっているのか?
私が思うに「印鑑」至極主義社会だから。
もうね、なんで捺印されてないんや!とかほざくおっさんは老害でしかない。
私が銀行員だった頃、支店長の捺印貰うためにわざわざ残業して待ってたり、印鑑の押す向きを気にしろとか言われたり(少なくとも私がいた銀行の一部の上司はお辞儀をするような傾き加減で印鑑を押せなどと本気で言うやつがいた)、システム上承認されているのに監査で印鑑がなければ指摘事項に挙げられ手厳しく怒られたりと大切な時間を印鑑に振り回されました。
挙句、印鑑無くせば顛末書とか言われる始末・・・。
ビビりすぎてもはやこの透明のケースまで大切にしてたわっ!
でも考えてください、そもそも全ての書類に印鑑いるか?って話なんですよ。
昨年、私の会社にもリモートワークを想定してワークフローシステム(決裁システム)が導入されました。
(そのシステム導入遅すぎやろ・・・って100回くらいツッコミを入れた)
私はシステム導入の担当者としてチームに参加していました。
ある業務フローをシステムに載せることとなり、一生懸命にマスタメンテや申請フローの考案、使いやすいインターフェイスの構築をシステム担当者と協議して、説明会を開いてようやく本運用にこぎつけたわけですよ。
でもね、実はこの業務フローの関係者にもいたんです・・・
印鑑バカが・・・
本運用するよって時に、急に焦り出して「印鑑どうすんの?」って。
エクセル、ワードの添付資料ならシステムで捺印処理行えるけれど、今回の電子化される業務の添付はPDFのため無理。
いや、そもそもシステムで承認されてるからわざわざ印鑑いらないでしょって何百回言っても承認印がいるの一点張り。
挙句、印鑑重要視しすぎて一回紙で打ち出して捺印してシステムに載せるとか言い出しましてww
もはや神話レベルの印鑑至極主義
その紙に押されたシャチハタの印鑑は神の刻印か何かですか?
結局添付されるPDFを解体して、ワークフローに内容を落とし込むという荒技でこの場を凌いだけど・・・マジで老害です・・。
調べるところ、印鑑っていうのは約1000年も前から日本の文化として根付いてきたようです。
対して欧米はサイン文化。
どちらが電子化にいいのってことではないですが、少なくとも欧米の人たちはなんでもかんでも承認印やってサイン書きまくることはないです。
ましてや何人も連ねてすることなんて・・・・。
でも日本は押しまくりますよね?
もはや誰が誰にもらったらええの?
こういった日本の古くなった文化に我が社もずっぷり浸かっております。
でもこの事例はうちの会社だけじゃないなって思いまして本記事のテーマにしてみました。
印鑑を押すことに大切な意味も存在します。でも効率化を犠牲にして闇雲に今までの文化の踏襲をされていては困ります。
微力ですが非効率な文化はぶち壊してやろうと思うのですが、奮闘していく中での葛藤や身につけた知識を記事として書いていこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。