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算数も国語である。
わたしも算数の文章問題はあまり好きではなかった。息子が持って帰ってきた算数テストの結果があまり良くなかったので、一緒に見直しをした。わたしと同じように文章問題が苦手なようだ。その一例を紹介します。
「さいころは向かい合う面の目の和が7になるように作られています。同じ大きさのさいころを4個組み合わせて、右のような直方体を作ります。この直方体の表面(底の面もふくむ)にあらわれる目の和として考えられる数のうち、最も大きい数はいくつですか。」という問題です。
いい大学をでている方ならすぐわかる問題かもしれませんが、読めても理解できないのである。まずはじめの「さいころの向かい合う面」がわからない。二つのさいころとさいころ隣同士向かい合っている数字だと解釈してしまうのだ。そこに「和が7」の和ってなに?和風?和室?それに「直方体の表面」は上部分?右面?左面?前面?見えない後ろ面? どこも表面なんじゃないかと思ってしまう。だから言葉の意味がわからないと答えられないのである。
式は、(7x8) + (6x2) なので答えは、68
式を見ると小2でもわかる計算ができあがる。以前、新井紀子さんの本でも言っていたが、AIは計算はスラスラできても、言葉の意味がわからない。と言っていたように、人間がやるべきことは言葉の意味を素早く理解することなのだ。
結局、本を読むことを強く言いたい。
今からなら間に合うと思い、一緒になって本を読んだり教えるのだが結局、算数も国語である。