文学フリマエージェントとは……
本記事は新たなエージェントを求める(同志来たれ!)勧誘の記事となります。架旗透氏とわたくしキノコとともに文学フリーマーケットを骨の髄まで味わいつくし小説人生を謳歌したいあなたを待っています。小説は執筆だけでは終わらない。読むだけでは終わらない。売るだけでは、買うだけでは終わらない。さあ、もっとさらにその先の、むこうがわへ、たくさんの同人小説の可能性を広げましょう!
『文学フリマエージェント』とは
私、キノコが海外から文学フリーマーケットを最大限楽しむために口約発足した同人小説の読書感想文を執筆公開するための非営利任意団体(機関)でありその構成員のことです。
この団体(機関)は主に創作活動中の才気ある小説作家の発掘、応援と、意欲向上につとめ、商業を媒体としない創作活動を永続的に応援、観察していきます。
構成員(エージェント)は、キノコを含め、この役割を通じて自ら創作における成長要素を吸収し、己の制作現場で出力していくことを目標としています。
なお、本団体(機関)は文学フリーマーケット公式の運営や事務局とは全く関係ありませんので、苦情がきたら「同人小説おつかいエージェント」「同人小説発掘エージェント」などに改名します。
■エージェントがやること1~6
1,創作を多角的に見、考え、活かす。
小説執筆には偏った知識や経験だけで書けないのは事実。創作において広い視野、思考の柔軟性、確固たる技術による作品出力を問われるのも必至といえるでしょう。このことから様々な経験と知識、知見を活かし創作を実践していってもらいます。エージェント自身も同人小説作品創作に携わるor小説賞に応募するなど頑張ってもらいます。
既に同人誌制作や応募経験があるなら前進あるのみ。本人次第、自身の可能性をじゃんじゃん広げていきましょう。
2,キノコに感想を書かせる推薦本を各自1冊選出。推薦コメント200字前後。
キノコに感想を書かせる推薦本とは文学フリマ当日にどこかのサークル・個人により頒布される一次創作同人小説作品です。それはエージェント各自1冊選びます。
同人誌界隈と商業誌と販売形態が幾分異なる現状。あなたはエージェントとしてなぜその本を私に推薦したか直感を大切に述べてもらいます。自身の創作現場や読書経験、好奇心、好みや知人の作品など、その作品を読んで欲しい理由を自由に推薦コメント200字前後として述べてもらいます。作品を選ぶ経験から何かを感じとり活かす、成長する、それは本人次第です。
エージェントが推薦作品へ自ら感想文を執筆するのは必須ではありせん。けれど推薦者として執筆してくださる場合は感想文をキノコと共有しキノコがnoteで公開します。(今回の文フリ東京38、過去記事などでの架旗氏と私の感想形態を参考にしてください。)
エージェントの感想文は一作品につき200~500字くらいでよいです。意欲や気分次第で文字数の増減は可。その際、感想文は小説コンテスト選評や商業書籍の書評(レビュー)とは趣旨が異なるので批判や作品の価値を著しく損ねる論評はBOSSYながら私が認めない方針にしています。
作品を評するのではなく、あくまで感想と意見、作品の良さについて必ず書いてもらいます。他人の作品の良さをより多く見つけることで自身の創作へ活かせればと考えているからです。
知性のない無差別なダメ出しは誰でもできますから、そんな文言に私はありがたみや喜びは感じません。理ある書評(レビュー)を感想として私と共有したい場合のみ相談のうえ公開に応じます。書評(レビュー)における技量へ挑戦してみてください。
推薦作品に感想を書いてくださる場合はエージェントが所有する推薦本代金を100円~ものにより全額支給します。推薦本を架旗氏に託すとき代金を受け取ってください。むろん支給を辞退することもできます。
エージェント個人が自分のサイトやブログ、SNSで同人小説作品への批評を公開する場合はキノコとは共有ではないのでご自由にどうぞ。
3,キノコ依頼同人小説と推薦本を文学フリマでおつかい。
当日現地へ行けない私の現場代理人として推薦する本を買いに会場ブースへ行っていただきます。申し訳ないが交通費などはお支払い出きません。なるべく文学フリマリ参加・入場必須になる方につとめていただきたい。文学フリマに参加・入場するついでに推薦本を入手する、くらいのノリでおねがいします。
文学フリマ当日現場での判断と行動。当日はおそらく不測の事態が起こります。その時どうするかの判断はエージェント自身にゆだねています。
例えば今回、架旗氏は不測の事態の代替え案として想定していた作品以外の推薦本(ダブリナーズ)とサプライズ本を入手してくれました。SFGも後日送付してくれました。このように当日後日、臨機応変に対応し私と良い作品を結ぶ手助けできる行動をある程度とってもらえるのが望ましいです。
推薦作品1冊とエージェント作品集録本1冊、あわせて2冊を文学フリマ当日に架旗氏へ託す。(架旗氏後日発送の為)エージェント自身の作品が収録された頒布本がない場合は推薦作品1冊のみを架旗氏へ託してもらいます。このとき推薦作品の代金を架旗氏から受け取ってください。
エージェント作品収録本1冊もキノコの買い上げ対象となります。
4,キノコへ海外発送。
国際社会で国際郵便を発送する経験を知ろう。(同人誌は電子版ないのが多いので)
今のところ架旗氏が海外発送してくれていますが、不測の事態で架旗氏が発送できなかった場合代わりに発送作業をしてもらいます。
5,進捗と会計報告。
会計は今のところ架旗氏に一任しています。報告が微妙です……n今回残金は寄付になったので。着服はなさっておられません、おそらく、断じて。
購入した本の合計と送料記録の保存と報告。送料記録は国際郵便発送時のトラブルで少しでも対処しやすいようにとの予防策です。
予算の送金は私が外貨USD→JPYの形で送金しています。今回予算300USDでした。内訳は後述で公開しています。
6,キノコ感想更新までの情報交換のやりとり
質問、意見、要望、交渉、推薦した作品に関する情報交換をメールやXなどで行います。エージェントが推薦した作品へのコメントや感想を書く場合、私と互いに感想を共有するためメールでやりとりします。その他作品に関して私から意見を求めたり、ちょっとした面白い?ことを依頼をする場合があります。
■エージェントが得る1~7
1,キノコX(twitter)TLで作家と作品宣伝される。
(お仕置きの場合は問答無用で過去作品引用宣伝ポストされます。これも得と言えば得にはなる。)とはいえ私にはそれほどフォロワーが多いわけではありません。エージェント自身が必要に応じてリポストや引用リポストしてくれると良いと思います。
2,風評(Xで活動実況される)。
創作界隈からの活動認識は深まるかと思います。作品を推薦できるだけの信頼性があることが世間的に認知されるでしょう。創作へのモチベーションを認識してもらう要素の一つにはなるかもしれません。
3,エージェント自身の作品へキノコ感想を一作につきボーナス1000字上乗せします。
これは働きぶり、出来高で左右します。怠けるエージェントの作品には感想140字くらいも書きません。四文字熟語で終わるかもしれません。まあ、ものごとは字数だけがすべてではありませんが、真摯なつとめには可能な限り気持ち(こころ)を込めて1000文字は書かせていただきます。必然的に文学フリマでのキノコ購入依頼作品にはエージェント自身の作品が収録された同人誌(発行物)が含まれます。
4,推薦作品へエージェント自ら感想も書く場合、本代100円~全額支給できます。
エージェントの推薦する作品へ推薦コメントは必須ですが感想執筆は必須ではありません。しかし書いてくださるならとても嬉しいです。その場合は推薦作品の本代を支給できます。どんな感想を書くかにもよりますが、支給を辞退することもできます。(架旗氏は辞退されています。)その判断は個人の意志決定、つまり主体性にゆだねます。
感想を書かない場合は推薦コメントを200文字程度のみいただければよいので、推薦作品1冊とエージェント作品集録本1冊分の代金は当日架旗氏より受け取ってください。
5,キノコから同志へ労いの酒代(1杯分)。
こちらも怠けるエージェントにはうまい棒一本だけです。
お酒じゃないものが良い場合、相当の何かを贈ります。リクエストがあればどうぞ。
6,キノコの変わらぬ読者愛
信頼や友情、敬いなども得られます。
これも怠けるエージェントには……。
7,アメリカのおみやげ。
いつ帰国かわかりませんが一時帰国の際オフ会を開き進呈します。
■エージェントになる条件
創作活動中。現在エージェント架旗透氏からの推薦。さなコン2次通過といった何かしらコンテスト二次通過、最終候補などの力量がわかる経歴。一次創作での同人小説執筆歴5~10年。ゲンロン大森望SF講座終了生。意志。楽しめるか。日本語ができる。など。
これらの条件について、私は自分が感想を書く立場の人間としてたとえ同人誌であっても、無差別に手あたり次第読んで感想を書く気はありません。良い作品と出会い、読んで感想を書き紹介していきたいと思っています。私の感想が誰かに選ばれ読まれているのと同じように、私も読む作品を文学フリマという本棚から選びます。良い作品とは何か。その定義は人によって違うと思いますが、コンテスト(小説賞)である程度作品を認められた経験のある方は、良い作品の基準を最低限理解し示して下さるのではと考えています。あるいは経験に投資してきた同人小説執筆歴5~10年以上や創作を学んだ方であれば同じように。
現在のエージェント架旗透氏を例にしますと。氏はゲンロン大森望SF創作講座2期生、さなコン2次審査通過、KAGUYA Planet×SFGマイクロノベル掲載、同人小説サークル創作活動既刊8~9作での執筆経験など、推薦作品を選ぶにあたいする人材だと私は判断しました。よって架旗氏をエージェントとしてあれこれ依頼しました。推薦してもらう本も多分に漏れず良い作品ばかりで満足しています。
さて、ここから勧誘です。
以上の条件説明から、エージェントになって私に同人小説作品を推薦してくださる方がおられましたら、私もしくは架旗氏にコンタクトをとって欲しいです。書き連ねるとご覧のように長々しいですが難しい作業は特にありません。架旗氏や私では拾いきれない作品を推薦してくれるかたを求めています。あなたの気になる同人小説を紹介してともに文学フリマを目一杯楽しみましょう。お待ちしています。質問・相談などもあればどうぞ。
直近ですと次回文学フリマにて新エージェントとして始動してもらうことになると思います。
■エージェント降板の条件
受賞三冠達成。あとがま新エージェントを推薦1名。意志。生命の危機。私に嫌われる。など。
これらに関しては、当事者の暮らしの忙しさや意志との相談が大きいです。ただし連絡取れず出奔されるのは困りますので。それもあり条件として推薦を採用しています。まずは、楽しんでやってもらうのが第一条件ですのでね。嫌われるのは……もう知らないです。
既に三冠達成ないし執筆仕事をしている方は意志の範囲で降板時期は決めるとよいと思います。
私の敬いが重荷にならないあいだは好きなだけ継続してくださるとよいです。
■その他
日本の人、は世界的に見てもそのメンタリティーはとても気真面目です。とりわけ私より若い世代の方に起こるかと思いますが、献身的に勤めて下さるのは非常にありがたく思います。しかしくれぐれも無理のない範囲で、身を粉にしないようにおねがいするつもりです。私生活をまずは大切に、健康であること。そのうえで個人の裁量で如何様にもしていけるものでありたいと私は考えています。
エージェントの方にはすべての文学フリマにおいて推薦本やおつかいを頼むわけではありません。
■文学フリマ東京38のエージェント予算うちわけ
先にものべましたが会計は今のところ架旗氏に一任しています。
文学フリマ東京38に際してUSから2回送金しました。1回目の送金は200USDでGウィークまえです。日銀介入があったので1ドル150円しませんでした。2回目は送料懸念と寄付を依頼したのでその分しっかり足りるようにもう100USD後日送金しました。このときは1ドル150円こえていました。合計で44,997円が文学フリマ38感想おつかい予算となっていました。そこから本代金、架旗氏へ酒代推定費、送料を引くと残金24,797円となりました。
今回残高はすべて寄付へ回すよう架旗氏へ依頼しましたので実質残高は0円です。寄付先は災害支援、UNRWAなど判断は任せしています。もし万が一、架旗氏が着服していた場合、それは架旗氏が何らかの危機的有事に迫られていたと私が独断で判断し咎めるつもりはありません。東京のボッチおじさんひとり金で救済できたと思えば誰も傷つきません。
(あ、失礼)
1回目200USD→29,782.JPY ◎29,782円
(レートは1USD/148.91JPY :05/02/2024)
2回目100USD→15,215.JPY ◎15,215円
(レートは1USD/152.15JPY :05/14/2024)
予算合計(円): 44,997
(書籍題名略/冊数/円)
留年百合アンソロダブリナーズ1冊 2000
野球SFベストナイン2024 1冊 1500
テーマアンソロFOR GAZA1冊 1000
SCI-FRIE2023 1冊 1500
SFG 1冊 1500
サプライズ推薦作 1冊 600
(書籍合計額 6冊 8100)
1便目国際郵便EMS 6600
2便目国際郵便EMS 3500
(国際郵便合計 2便 10100)
架旗氏勤労酒代推定金額 2000
寄付 24,797
残金 0
予算内わけはこんな感じです。ご覧のとおり大切な本を送ってもらうため送料は国際郵便でもEMSと保険適用される発送形式となっています。それでも紛失した場合現物は戻りません。西海岸集荷ポート着時点から日本国内とは異なり治安上のリスクは跳ねあがります。そんな道中海を越えて手元に届いた作品は強運と縁があると思います。今回文学フリマ東京38では、本6冊の値段より送料のほうが高くなりました。理由は発送が2便になったことにあります。SFGを1冊だけ2便目での発送となったので割高となりました。この教訓から次回発送へはくれぐれも情報の行き違いのないように1便で終わらせてもらう次第です。
■エージェントの声
ここで、架旗氏からエージェントについてコメントをもらいました。
エージェントは楽しめているか、文フリ前、当日や後日、どんなことを思ったか。いろいろ架旗透氏より意見や感想聞かせてください。
架旗透氏コメント
まずですね、世界にお伝えしておきたいことはですね、着服はしてません、ということです。そうです、これから寄付します。寄付先は能登とかがいいなと思っております。
僕は普段あまり感想を書かないので自分がどんな物語が好きなのか言語化できていません。そういう意味でも今回エージェントとして感想を書けたのは良い経験でした。
一番良かった点は、いつもは文フリ後に積んでた本たちをすぐに読めたことです。これを読んでいる皆様も買った本をすぐに読めない派だと僕は確信していますが、文フリで買った本をすぐに読む、これはすごく気持ちいいですよ。おすすめです。早寝早起きみたいなもんです。もう永遠に成功することはないと思っていたことを成功させるのは非常に気分がいい。
皆様も気分よくなってください。大丈夫。ちょっとしたおつかいをしてくれればいいだけですから。指定された場所に行き、ブツを買い、指定された人物に渡す。それだけだ。なに、そんなに不安がることはない。安心しろって。気分よくなりたいんだろ?だったら俺を信じろって。な?悪いようにはしないから…。
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以上、ざっくりまとめたエージェント勧誘記事はおわりです。感想を書くために私はどっぷり作品に浸りますので感想を書いたほうが深く作品を楽しんだ印象があります。ぼんやりとした読了後の気持ちの整理にもなります。そう思うと小説本体価格以上に私は読書を楽しんでいると実感しますね。感想には書かずにこっそり得るものも多いです。感想を書いてよかった。感想をきけてよかった。創作作品とは孤独に燻り終わるのではなく人々のなかで目にとまり揉まれ認知され残っていくものです。小説による様々な創作人口の輪が広がるとよいですね。あなたも一緒に同人誌を紹介してみませんか?新エージェント、いつでもお待ちしております