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ICCサミットレポート 〜ともに学び、ともに産業を創る。〜
2月18~21日、福岡で開催されたICCサミット FUKUOKA 2019に、ボランティアスタッフとして参加させていただきました!
めちゃめちゃ楽しかったです!!!学ぶことが多すぎて、、、整理して投稿するまでに1週間近くかかりました。。。はあ。。。。。
というわけで、振り返った学びとお礼を書かせていただきます!
1. ICCとは?
ICC(Industry Co-Creation)は、「ともに学び、ともに産業を創る。」ためのカンファレンスです。2016年4月に設立されたICCパートナーズ株式会社が運営しています。
200名以上の経営幹部が登壇し、総勢800名以上が参加します。セッションやプレゼンを聞き、真剣に議論し、ときにはワークショップなども行って、ともに学び合う。とても熱気に満ちたカンファレンスです。
2. なぜ参加したのか
ICCとの出会いは、2017年9月15日、所属しているNPO AIESECの合宿の一部として開催された、「ICC×AIESECカンファレンス2017」でした。
当時、株式会社LITALICO 長谷川社長のプレゼンに衝撃を受けました。
※株式会社LITALICO・・・「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、就労支援、幼児教室・学習塾などの教育サービスを提供しています。
どれくらい衝撃的だったかというと、当時2年生だったにも関わらず、その後採用エントリーしてしまったほどです。。。
(好きな企業の採用は、とっても楽しくて学びがあるのでオススメです)
これは、22年間生きてきた中で、最も印象に残っているプレゼンテーションだと言い切れます。15分だけなので、ぜひご覧ください!(39:15~)
プレゼン後のパネルディスカッションも、とても印象に残っています。
「サービスが顧客に感謝されているうちは、なんの社会も変えていない」
「就活生が『リクナビありがとう!』って思わないじゃないですか」
「当たり前になっている状況が『変えた』と言える」
私にとってICCは、「世界をインクルーシブにしたい」という意志を目覚めさせてくれた一つのきっかけでした。
このような学びと感動を、スタッフと登壇者、参加者の全員でともにつくり、ともに分かち合うのが、ICCです。
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さて、章題にある「なぜ参加したのか」なんですけど、応募前から参加直後まで、何回も考えたものの、よくわからなかったというのが本音です。
「ハイレベルなカンファレンス運営を通じて、レジリエンスを高めたい」
「経営者のマインドや視点を学びたい」「将来ともにする仲間を見つける」「友人が行ってるから」「ICCが好きだから」
どれもそうだけど、どれもしっくりこない。
ただ、2017年(上述)と今回の記事や動画を見ながら振り返ってみると、「こんな素敵な場をつくる方法を学びたかったから」だと思いました。
「人には、『真似ることを喜ぶ』という性質があり、真似ることを通して、いろんな学びを得る」という説があります。
(「学ぶ」と「真似る」は同じ語源だとも言われています。)
「ともに学び、ともに産業を創る。」が成り立つのは、「あの経営者の、こんなところは参考になる」「この参加者の意見が斬新でおもしろかった」「あのスタッフのこういう動きが素晴らしいな」というような、言動を真似をしたくなる人間の本質を突いたコンテンツと、その運営システムにあるからではないでしょうか。
3. 学び
スタッフとしての学んだことは、大きく3つあります。
(コンテンツを聞いて得た学びは、オフレコのものがあるので省略します)
1. 「考える→悩む→質問・相談する」の「悩む」を減らすこと
2. 常に周りから見られる中で、チームの力を最大化する
3. 全力を出すとはどのような状態か
1. 「考える→悩む→質問・相談する」の「悩む」を減らすこと
私はホウレンソウが苦手です。一人で抱え込んで、ワーッとなることが多いです。ICCでも、「いま場はどこに向かっていて、自分は何をすべきか」という状況が捉えきれず「これは一体どうすればいいんだ・・・?」となって、一人で悩んでいることが何度もありました。
今回私は、5人のチームの中で自分だけ新人でした。そのため、序盤はどうしても、テキパキと動くメンバーについていけないこともありました。
そんな私の弱みを見極めた?統括のカネタクさんは、2日目あたりから、私の動きが止まる度に「いま何に悩んでいる?」と聞いてくれました。
(テンパりが顔に出やすいみたいです笑笑)
「自分で考えたり調べたりして、解が出なければすぐ聞く」
当たり前といえば当たり前だけど、苦手なので今後も改善し続けたいです。
2. 常に周りから見られる中で、チームの力を最大化する
これは、ICCのスタッフだけでなく、会場のグランドハイアットのホテルスタッフと音響・照明さん、展示物の設営をしていただいた業者さんなど、会場で運営に携わっていた、あらゆる方々から学ばせていただきました。
能力というよりは、知識・経験から身に付くものが多いと思います。
1. 備品を参加者から極力見えないようにする
2. 登壇者のお水は、ホコリが入らないよう直前に持っていく
3. 動画が流れているときは、前を横切らない
4. セッション中に移動する際、最短距離ではなく、登壇者・参加者の集中を最も妨げないルートを選ぶ
5. 登壇者が次にどの会場へ向かうか把握しておくと、退出時に対応する優先順位がつけられる
6. 参加者が増えるのを見越して、予備のイスを後ろの邪魔にならない場所に配置する
7. 1分でも離脱する際は報告する(緊急時に混乱を招くため)
8. スライドや動画、音声、照明などシミュレーションできることは必ずする
(やってみないとわからないことが、どうしても多いため)
9. 助けたり、助けを求めるために、誰がいつ何をするのか把握する
(統括・副統括なら、他会場も)
10. 疲れたとき・しんどいときは素直に言う
(新人で状況を読みづらいこともあり、最初は言い出せなかった)
3. 全力を出すとはどのような状態か
ICCの運営をしてみて、一番痛感したのは、ICCパートナーズ代表の小林さんがよくおっしゃっている「1つ1つしっかりやっていこう」ということの重要性です。
非常にストレートな言葉ですが、ICCで小林さんの働きぶりを見た方なら、この意味が何十倍も深くわかると思います。
言い換えると「1つ1つしっかりやらなければ、どんな事態になるか」です。
失敗談を一つお話しします。
ICCでは、登壇者が壇上に上がる前、撮影時の反射を防ぐためにネームカードをお預かりします。ですが、私は預かったネームカードの名前と登壇者の顔が一致せず、セッション中に必死で顔と名前を覚えていました。
その結果、70%くらいの確信度合いで返却しにいくことになり、それが(◯◯さんですよね・・・?)という表情を生み出していたと思います。「スタッフは登壇者の顔と名前くらい覚えているものだ」と思っていた方がいらっしゃれば、期待を裏切ってしまったし、そうでなくとも期待を上回らなかったことになります。
手抜きというよりは事後に準備不足に気づいた形ですが、始まってから準備すると、なにかトラブルが起きた際に対応の質を落とすので、結果が同じだとしてもリスクを増やすことになります。
社員やベテランの方々は、このような準備をきめ細やかに行っており、それが自信につながって、参加者の感動を生み出すと実感しました。
4. おわりに
ICCでは、スカラシップ制度という、学生・若手社会人スタッフが、サミット本番や、東京で開催される各種イベントに参加しやすくなるよう、交通費・宿泊費の一部を参加企業にご支援いただくシステムがあります。
本来であれば、私のような関西に住んでいる学生が、平日に行われる東京のイベントに参加すること難しいです。ただ、2018年12月にスタッフになってから、スカラシップを活用して、東京で行われた「忘年会」「New Year Party」「プレオープンニング・イベント」に参加させていただきました。
おかげさまで、福岡の本番までに、スタッフの皆さんと気持ちを高め合ったり、本番のイメージを持ちやすくなりました。
写真の通り、ご支援いただいたスタッフが多く、時間も限られていたため、直接お礼を伝えることは叶いませんでしたが、誠に感謝しております。
このような機会をともに創っていただいた、C会場のカネタクさん、シノタクさん、サワダさん、もっちくんをはじめとする社員・スタッフの皆さんも本当にありがとうございました。また、ご一緒させてください!
ご支援いただいた企業様とスタッフの集合写真
最前列左より
株式会社ネオキャリア 代表取締役 西澤亮一様
株式会社HAiK 代表取締役 山内宏隆様
株式会社キュービック 代表取締役CEO 世一英仁様
株式会社セプテーニ・ホールディングス
代表取締役 グループ社長執行役員 佐藤光紀様
次回のICCは、9月上旬に京都で開催されるそうです!
私はイランにいるため参加できませんが、関西にいる方もそうでない方も、ぜひ参加していただけたらと思います...!!!
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