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キノピー菌誕生秘話③

の続きです。

セシウム、ストロンチウムを吸着できる菌として発見されたキノピー菌であったが、カドミウムや水銀の吸着量に比べ弱かった。これでは内部被曝低減効果は十分期待できるか不安だった。だから色々調べて別の角度からアプローチすることにした。

それは抗酸化だった。放射線がDNAに当たるとブチっと切れる。これを直接作用というが、放射線にはもう一つの作用がある。それは放射線が水分子に当たった時に発生する活性酸素による作用だ。活性酸素は細胞膜やDNAを傷付ける。これを間接作用という。つまり、放射線防護効果を期待するなら抗酸化物質を摂れば良い。

そこで抗酸化能を調べる試験を行った。

④に続く

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