都内の女子大生、音楽が好き、アニメも好き 日常で感じたことを綴る。

都内の女子大生、音楽が好き、アニメも好き 日常で感じたことを綴る。

最近の記事

関心領域(ネタバレ注意)

目を塞ぎたくなる映画は数多くあれど、こんなにも耳を塞ぎたくなった映画はかつてあっただろうか。 事前情報をほとんど入れずに観たので、冒頭の「不快な音」で驚かされたし、早くこの苦痛を終わらせて欲しいと、いつの間にか願っていた。 私たちは「ユダヤ人虐殺」という悪夢と塀一枚を隔てただけの、「幸せな家族の暮らし」を終始観せられる。 プールや温室付きの豪華な家に住む家族で、お父さんが単身赴任になってしまうけれど、昇進してまた戻ってくる。少しお金持ちの、ありふれた家族だろう。そこに流れ

    • 「違法的なおいしさ」

      タイトルにもある「違法的なおいしさ」という日本語をネットで見かけて少し違和感を覚えた。 言いたいことは分かる。とても美味しいということをキャッチーに、インターネットの波に埋もれないようにするために、過激な「違法的」というフレーズを使ったんだろう。 でもこの表現を素直に受け入れることを拒んでいる自分がいるのもまた事実なのだ。 なんというか、快楽を得ることを、我々が至高のものを手に入れることを、まるで制限されているようじゃあないか。 うーん。 普段「最高のもの」を味わうために(食

      • タコス

        タコスと聞くとどんな食べ物を思い浮かべるだろうか。エキゾチックに味付けされたひき肉やトマト、レタスなんかの具材がパリパリの皮に包まれているものだろうか。 「そうそう」と思った人はぜひこの記事を読んで欲しい。 日本にいた時にバイトをしていた飲食店ではタコライスを商品として出していたので、キッチン担当として「タコ肉」なるものを仕込んでいた。 タコライスは沖縄発祥の、タコスの具材をご飯に乗っけたものっていう認識だったのだけれど、メキシコにきて、特定の「タコスの具材」あるいは「タ

        • 働くことについて

          資本主義の社会に生きている以上、私たちは働かなくては生きてはいけない。 悲しい現実である 休学留学しているとは言っても、帰ったら3年の秋からまた元の大学生に戻るので、そろそろ就職のことを考えなければならない。 今はありがたいことに色んな大人に話を聞く機会がたくさんある。そして色々考える。 「やりたいことをやったほうがいい」 といつも言われるけれど、仕事ってやりたいことをやるものなのか。 やりたいこと...思いつかない 厳密に言えばやりたいことがない訳では無いけれど、やりた

          プチ断食

          メキシコに来てとっても太ってしまった。体感的には+6、7kgぐらい。 おそらく年末のカンクン旅行で食べすぎたのが1番の原因だと思う。お腹空かないのにひたすら食べていたし、やっぱりメキシコ料理脂質が全体的に多めな気がする。トルティージャもあんなにペラペラなのにカロリー高いしね。 持ってきたズボンが3本くらい入らなくなってから危機感に襲われてダイエットを始めた。 具体的にはYoutubeの動画を見ながらの筋トレと、あすけんっていうアプリでの食事記録をしてる。 始めてからそろそろ

          プチ断食

          卒業研究にむけて(?)

          私はアステカが好きだ。(メキシコだとメシカたちの文化って言った方が自然らしいけど) 経緯を説明すると長くなるけれど、二言で言えば「メシカたちの宇宙観や、自然と共存していくために創り出したが宗教観が好き」、「一見理解できないようなものを紐解いていくのが好き」ということに行き着くような気がする。 アステカの世界観は現代を生きる我々からすると「独特」っていう感じがするけれど、意外と、確かに普通そう考えるよな、と納得できるポイントが多い。もちろん、なんでそういう風に考えたんだってい

          卒業研究にむけて(?)

          メキシコのコンビという乗り物

          メキシコについて2ヶ月が経った。 あっという間という感じだけれど振り返ると、様々なことをやってきたなという気もする。 2ヶ月住んだ家から引っ越すことになって、これまで学校へ行くのに使っていた「コンビ」という乗り物を、今後使わなくなるのか、とふと思って恋しくなったので文章に残すことにした。  コンビの見た目ははバンと呼ばれる車の形を想像してもらえば良いと思う。役割的にはバスの小さいバージョンで、乗りたい時は手を挙げてとめ、好きなタイミングで降りたいところを運転手に直接伝える

          メキシコのコンビという乗り物

          木の日常

          これから 気の向く時に、気の向くままに私が日常の中で感じたことなどを描き綴ろうと思う。 木の日常だからと言って私が木というわけでも、木になったつもりで書くという訳でもない。 私は平凡な女子大生だ。 平凡だからといって他の「平凡」な方達と全く同じ意識や考えを持っているなんてことも無い...はず 「普通」や「平凡」と言った言葉を否定したくはない。言葉が存在している以上それらが切り取っている世界があるはずだからだ。例えば「普通」という言葉がなければ「普通の鉛筆」というものを表

          木の日常