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子どもや自然から学ぶこと


信州に根を張る人々のストーリーを伝える小さなメディア
stories of SHINSHU、通称ストオブ。noteでは制作の裏側や直に感じたことなどをKINONEの二人が綴っていきます。
今回はstory05『自然と共に育ち合う子どもたちの居場所<かまばの森>』の編集後記です。

(文:記事・写真担当_高井まつり)

出会いは、とあるコミュニティでした。私たちKINONEと同じようにQちゃんもまた、ステップアップしていきたいという思いがあっての参加だったのだと思います。そこでの出会いから、時折ブログやSNS越しにQちゃんの考えに触れるように。Qちゃんの子どもたちに向ける眼差しを知るたびに「なんて温かいひとなんだ…」と心を掴まれていったのでした。

カメラを抱えて会いに行ったのは、ちょうどサバイバル教室の日。活動の中でジャングルジム造りにも挑戦しました。まず、近くの竹藪に行き、軽トラックでは間に合わない程の大きな竹をいくつか切り倒す。かまばの森まで力を合わせて運んだら、枠組みとなる竹を縄で結ぶ。せ〜の!で引っ張り上げ、最後に足場となる竹を結びつける。そうして世界にひとつの巨大なジャングルジムが完成したのでした。

登ったりぶら下がったり、子どもたちが思い思いに遊ぶ中、浮かない表情で「大人主導になっちゃったかな」と、つぶやいたQちゃん。子ども一人ひとりがすべてのことから解放されて遊ぶこと。それがどれだけ素晴らしいかを知っているQちゃんの言葉にハッとした瞬間でした。

Qちゃんのようにそっと子どもを見守っていられたら…という理想はあるものの、現実問題なかなかそうはいきません。それでもQちゃんの姿を思い出し、出したい口をグッと堪え、そうして少しでも子どもたちが伸び伸びといられるよう、理想と現実のギャップを埋めていきたいものです。

1日中かまばの森で遊んだ娘の顔は実に晴々!自然の一部になり、誰にも指図されずに時間を忘れて好きなことだけをする。大人も子どももそんな時間が時には必要ですよね。

取材中、記事に書ききれないほどたくさんの気付きがありました。ご協力いただいた玉田さん、かまばの森の皆さん、ありがとうございました!また遊びに行きます。

私たちKINONEが作る小さなwebメディア『stories of SHINSHU』では、自然の中で思いっきり楽しむ子どもたちのキラキラとした姿や、Qちゃんの活動・想いを取材しました。記事と動画はHPよりご覧いただけます。


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