HSPって結局なに?シンプルにいうと神経処理が深い人です
こんにちは。きのです。
ご覧くださりありがとうございます。
繊細な自分と向き合い生きづらさを乗り越えてきた体験や学んだ知識について、主に発信しています。
この記事では、HSPって結局なんなの?という疑問に対する私の見解をお伝えします。
HSPというキーワードが世の中で取り上げられるようになってから、少し時間が経ちました。
言葉の表面の意味だけが広まってしまったような現状から、混乱を招くような側面もあるような印象です。
HSPって病気じゃないの?
治せるんじゃないの?
一生生きづらいままなの?
偏った情報から正しい理解が得られない場合も多いと思います。
2021年頃からHSPについて学んできた私が当事者の立場から考える、「HSPはつまりこんな人」について記事にまとめます。
▼HSPは神経処理が深い人
HSPは生きづらい人でも弱い人でもありません。
シンプルにいうと、神経処理の深い人です。
受け取りやすい人という表現もわかりやすいかもしれません。
全人口の20%程度存在するといわれる、脳の神経系のはたらきがやや深い人たちのことを指しています。
神経処理が深いって具体的にどういうことなの?と疑問に思いますよね。
例えば、脳の感情を司るような扁桃体といわれる部位が、ある実験で人の顔の写真を見ると、HSPの人のほうが活発にはたらくといった傾向があるようです。
科学的な解説はHSP提唱者アーロン博士のような専門家の方の著書に詳しく書いてあります。
このように神経処理が深いとは、周囲からの様々な情報や人の感情などをキャッチしやすい傾向のあることをいいます。
HSPは情報をキャッチしやすい、受け取りやすいからこそ、生きづらく感じてしまう場合もあるということなんですよね。最初からただ生きづらい人というわけではないのです。
生きづらいなぁと感じる頻度や深刻さが、一般的なレベルより多くなる傾向はあるかもしれません。
人には適切な刺激量というものがあります。
刺激量が多いと疲労などを感じ、少ないと退屈になったりするようです。
集中力を保つためにも、人によって最適な刺激量があるといわれます。
HSPさんは神経処理が深く情報をキャッチしやすいからこそ、受け取る刺激の許容量がいっぱいになりやすいといえます。
そのため、疲れやイライラを感じやすかったりして、自分は弱いと自己嫌悪に陥ったり…
でもそれも、適切な刺激量が一般的なレベルより少なめというだけなんですよね。
HSPに由来するような生きづらさに悩んでしまう方には、その前提をぜひ頭に入れておいてほしいと感じています。
その上で、じゃあどうやったら生きづらさを和らげていけるの?という疑問については、人それぞれに解決策は違ってきます。
神経処理の深さや刺激量のコントロールという点でいえば、五感対策など方法が考えやすいかもしれません。
より深い内面の部分でいえば、例えば長年身についた思考のクセを見直す、自分の自律神経の状態を知る、自分の人生を振り返り肯定するような作業をするなどが挙げられます。
これは本当に人によって様々です。
私が試してきた考え方や対処法の体験談を、これからこまめに記事としてお届けしていきたいと思います。
以上、HSPをシンプルに説明すると神経処理の深い人のことです、という内容についてお伝えしました。
ここまでご覧くださりありがとうございました。
最後に、プロフィールや活動内容についてご紹介する記事リンクを掲載いたします。
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