今週のkinologue【10/25-31】
数年前には100個単位でなっていた我が家の柿がここ数年は数個しかならなくなってしまった。今年は自力ではとれない高さに5個だけなっており、諦めていたところを庭師さんが木に登ってくれた。メチャ甘くておいしい。樹齢70年クラスの老木の復活には時間がかかりそうだけど、この冬もしっかり寒肥をして、ゆっくりと無理なく元気になっていってほしい。
この週末から『〈主婦〉の学校』の上映劇場に大阪・京都・横浜が加わった。この3館には来場者プレゼントとして、イメージフォーラムにて18日に開催した「はじめての、俺の、わたしのダーニング講座」の収録動画を見ることができるQRコードつきフライヤーを配布し「おうちでやってみませんか?」と呼びかけた。こういうプレゼントがありがたいかありがたくないかはわからないが、少なくとも「主婦の学校」がアイスランドにおさまらないことを伝えたいと思った。この映画を観てフライヤーをもらった人が映画に触発されて手を動かしてみたくなり、家に帰ってダーニングをやってみようという気持ちになったらうれしい。それが映画は「観る」だけで終わらないということで、この映画にもそんなことが起きるのを信じている。
土曜日は久しぶりにリアルでトークイベントを横浜で開催。トークゲストの山﨑美津江さんは研究者のような方で、家電の歴史をまとめた資料をいただいた。論理的・合理的であることと、ゆるく許容することを共存させると家しごとはうまくいく。難しそうだけど、毎日少しずつその気でいると出来てくるのかもしれない。J&Bの作品紹介のボードに、アイスランド語の主婦=「家の母」の「母」は「母なる大地のニュアンス」と。なるほどね〜。
日曜はフィンランドが詰まったイベント@川口へ。旅、サウナ、ムーミンといった人気コンテンツに混じって「フィンランドのシンプルライフとアップサイクル 」という地味なタイトル。興味ある人いるのかしらーと思っていたら、結構たくさんの人が見に来てくれて、終わってからも声をかけてもらい、久しぶりのリアルイベントの楽しさを味わった。1年に何度かは顔を合わせていたフィンランド界隈の人たちにも約2年ぶりで、また来年は楽しいことしましょうね〜とやっと言えるようになったのがうれしい。フィンランドのホーム感、やっぱりすごいな。映画だけやっていたら得られないんだよね。ずっとやりたかった、フィンランドのユニバーサル・スポーツ「モルック」も初体験。今年はモルック仲間もつくれるといいなぁ。