今週のkinologue【4/4-10】
久しぶりの運動のせいか、寝落ちした日曜につき月曜午後にようやく、な今週(先週)のkinologue。昨年10月に始まった『〈主婦〉の学校』の劇場上映も、遂に最終週に。27週で終了となる。長かったような、短かったような。全国のミニシアターでご覧いただいた皆さま、ありがとうございました❣️
劇場上映の次の段階への準備が佳境を迎えた今週(先週)は、散りゆく桜を見に行く時間もなく、ほぼ引きこもっていた。北欧まわりの人たちがこぞって集っていたTAICHIKAWA LOPPISに行く余裕もなく(行きたかったなぁ)、夏のような日差しだった日曜だけは、海辺の畑で月イチ部活。それこそ大学生の部活か、海にはヨットがたくさん出ていた。陸の人出も多く、今年のGWはすこいことになりそう。江ノ電を待つ人々が駅前ロータリーでとぐろを巻いている光景が、3年ぶりにお目見えか。これまでは見るとゲンナリしていたが、今年は観光客が戻ってきたことにホッとするのかもしれない。
インプットが極端に少なかった今週は、先週日曜朝の「日曜美術館」で、途中からしか見られなかった復元師・繭山浩司の特集をNHKプラスで見たのが一番の収穫。修復と復元は違う。金継ぎすればいいってものでもないのだ。やきものに対する敬意がない修復への怒りを隠さない。その圧倒的な技術もさることながら、高い壁として存在しつづける父親を誇らしく思い、自分に対するもどかしさも抱える息子との関係性も面白い。太田光が、向田邦子の形見の品である湯呑みの裏についていた茶渋を大事にして、再現して貰ったのも良きエピソード。昨日の夜の再放送を見逃した方はオンデマンドで。
来月からカンヌ国際映画祭が始まる。オンラインになって3年目の今年は、業界の半数くらいの会社はリアル参加するようだ。競争相手がいる作品を狙っている会社にとっては、会う方が絶対的優位ということなのだろう。ま、弱小フリーランス配給者としては、今年もオンラインで新たな出会いをぼちぼち探していくとするか。