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今週のkinologue【6/12-18】
梅雨の合間に夏の日差し。ビーサンの季節がやってきた!世界初のビーサン(1955年日本発祥!)Blue-diaはソールとストラップを自由にカスタマイズ可能。ギョサン、島ぞうり(沖縄)、げんべい(葉山)とビーサンは色々あるけれど、こちらは大磯のイソサンというらしい。
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この週末は初めての大磯市。地元色たっぷりでオサレすぎるファーマーズマーケットとは一線を画していて感じが良い。おばちゃんが揚げてくれた梅干しつきアジフライも素揚げした野菜カレーも絶品。大磯市を物色する前に、早起きして照ヶ崎海岸にてのビーチクリーンに参加した。
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台風の後からどこの海岸もゴミがいっぱい。大小のプラスティックにビニール、ペットボトル、マスク、ライターなど無限にある。親子連れが磯遊びをしているエリアでもあるので、何か楽しい企画を立てて子どもたちも巻き込めるといいのに。子どもの方がSDGsに大人よりずっと詳しいはずだ。トングを使って黙々と拾ったり友達と話しながら作業するのは意外と楽しいし。神奈川の海岸線でのビーチクリーンは、かながわ海岸美化財団がゴミ袋の支給と集めたゴミの収集をしてくれるとか。そろそろマイトングを買う時かも。
『マイヤ・イソラ〜』の上映も今月でほぼ終わる。2月に『ファブリックの女王』も上映してもらった山口のYCAMでは今週末から上映が開始。初日はトークイベントにモルック体験会もあり、フィンランドイベントが組まれていた。山口フィンランド協会の会長が大田舞さんの恩師に変わり、急にアクティブになったとか。これまで5本のフィンランド映画を配給してきたが、全国のフィンランド協会と直接接触したことがない。今回のような上映の際にイベントをするといった連携はもっと前からあってもよかったはずで、反省した。5本目となったフィンランド映画の配給で、コロナ禍での変化を初めて感じている。すぐに行けるところが魅力だったフィンランドが遠くなったまま、3年が過ぎた。少しずつ行く人も増えているようだが、遠い存在になってしまったものを近づけるのは容易ではない。またフィンランド映画を配給することがあったら、観客層のイメージを一から作り直す必要がある。2013年に立ち上げてから10年、ひと回りしたということかもしれない。
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今週観たのは『怪物』。評判は良いようだが、私は正直イマイチ。坂元裕二好きとしては物足りない。坂元裕二脚本の愛すべき珍妙さが是枝色によって薄められてしまった。才能が合わさっても2倍面白くはならないというわかりやすい例のよう。といっても『万引き家族』以外の是枝監督の近作は観ていないので、配信で探して見てみないと否定しきれないものもある。父の日までに『アフターサン』を観たかったが、来週以降におあずけ。