今週のkinologue【4/24-30】
気づくとGWに突入、そして4月が終わろうとしている。3月よりはずっと恵まれていた4月の終わりは、美味しいものを食べ続けた。中でもこのサンドイッチが秀逸。滋味あふれるパンに出会って幸せな週末だった。
去年の今頃は何をやっていたかというと、『〈主婦〉の学校』AFTERBOOKの搬入作業をしていた。下記マガジンにその顛末について書くつもりだったが、自分でもびっくりするほど精魂尽き果て、書く気力も失せたのだった。
そして1年が経ち、初版特典にしていたオンライン配信視聴期限が4月末までとなって初版の販売を終了。特典がついてない通常版を5/1より販売することにしたので、今週はその準備に追われていた。1年経つと、書籍を流通させるための段取りの全てを、呆れるほど忘れている。去年は全くわからなかったので、質問して理解して実行してを短期集中地獄だった。そのせいか、頭に残っていないよう。去年の自分をサンプルとして、何とか思い出していく。この夏にまた新刊を出す予定でいるので、ここはリハビリとして次回に備える。「ひとり出版者」マガジンも更新しよう!(と自分に言い聞かせる)
悲しい知らせが届いた。1月に公開し続映中の映画『ドリーム・ホース』のモデルになっていた馬、ドリームアライアンスが亡くなった。映画のラストシーンに出てきたように、レースから引退後も幸せな余生を送っていたようだったが、22年の短くもドラマティックな生涯だった。
さらに驚いたのが、このニュースが発表された日は、ウェルシュナショナルで優勝したときの騎手(Tomas O'Brien)が引退した日でもあったという。最後まで「持っている」馬なのだ。映画公式TWでRIPのツイートをすると、「ありがとう!やすらかに」といったリツイートがつづき、こちらも胸熱。そして、この知らせに思い起こされたことがひとつある。実はこの映画でとてもお世話になった方が、直接会って御礼をお伝えすることができないまま、先月急逝された。会ってお話ししたいことがあったのに本当に悔やまれた。人生に起こる奇跡や生きる希望を感じさせる馬の物語(実話も映画も)だが、同時に予期せぬ別れが訪れるのも人生なのだと、私には刻まれた。