ひとり出版者、再始動(6)
来週から5年ぶりにフィンランドに行くことになり、暫く書籍の発送ができない。発送停止とは大胆ですね!(普通誰かに頼むらしい)と言われたが、オンラインshopに発送お休みの告知を出す。書店におろす倉庫在庫数も確認せねばと思うが、オンライン発注システムの発注数からだけで確認するのは心もとない。トランスビューさんに聞いてみると、日次在庫報告来てませんか?との回答。え?来てなかったので今後送って貰うことに。先月終わりに書店に発送している冊子に「でた」告知を出したせいか、まだ日々書店から発注がある。気づくと在庫が30冊ちょっとになり、慌てて補充の準備を始めることにした。下記の前回のnoteに書いた通り、パンフレットを書籍にする作業はそれなりに手間、、、100冊の第二次発送作業が完了までに3時間くらいかかった。
もうすぐ発売してから1か月になるが、発注があった書店ではどんな棚に並んでいるか、出先にあったら見に行くことにしている。見つかるまでドキドキするが、姿を発見するとホッとする。これまでの傾向だとやはりファッションの棚に置かれていることが多いよう。
背表紙のタイトルがちょっと右寄りになってしまったので、面で置いて頂いているのはありがたい。SNSでご紹介頂いているときも、大抵表紙を出してくださっている。
これまで、配給者として劇場(映画館)との関係には気を配ってきたが、書店という場や書店員の方々とどのように関係を築いていけるのか、まだ全くわからない。どんな棚に配置し、どんなオススメをしてくれているのかで察するばかり。劇場と違って、圧倒的にアイテム数が多いので、認識して貰えているとはおもえず、声を掛けるのも気が引ける(トランスビューでの封入大会でもそんな話になった)。声は掛けられなかったが、所属校の生協書籍部で「『〈主婦〉の学校』AFTERBOOK」が朴沙羅さんの「ヘルシンキ 生活の練習」と並んでいた時には感動した。映画棚じゃなくて、こういう棚にずっと置いて欲しくて、心が通じたよう。
無駄にシャイにならず、書店員さんにも話しかけてみようかな。ありがたいことに、複数回の発注を頂く書店も出てきて売れているのか!と胸熱。今だったら、話しかけられるかもしれない。ローカルの書店も名刺がわりに持参して巡りたい。