見出し画像

今週のkinologue【5/20-26】

週末のクリーニングデイの準備をしつつ、1ヶ月ぶりにゼミがあったり、睡眠不足も重なってなんとなく落ち着かなかった今週、SOMPO美術館@新宿へ。小田急百貨店がなくなった新宿西口で、位置感覚を失って怯んでしまった。地下ばかり使っていると気づかなかったが、変わりゆく新宿を実感。
SOMPOは初だったと行ってから気づく。ゴッホの「ひまわり」と映り込む『北欧の神秘』キービジュアルは、テオドール・キッテンセン🇳🇴「トロルのシラミ取りをする姫」。こういう組み合わせは日本ならではだなぁと入る前からなんかたまらん。入ってみると、一部屋が狭くて移動の多い空間は、三菱1号館、汐留パナソニックと並んで私的評価は低い。しかし驚いたことに、新美の『マティス展』よりずっと混んでいた。ムンク以外知られている作家はいないだろうし、だいぶマニアックな展示だと思っていたが、北欧界隈、侮れない。フィンランドの風景画を見ると、馴染みのある景色として愛おしくなるが、ノルウェーの絵画には未知な魅力がある。中でもおとぎ話を描いたガーラル・ムンテの作品がお気に入り。タペストリー(タピスリーとある)になっているのも北欧らしい。

リュイユ(フィンランド語で織物)に興味を持ってから、この手の装飾物が気になって仕方ない

今週のハイライトは、やはり日本での立ち上げから10周年を迎えたクリーニングデイ。本家フィンランドで立ち上げたNPOがほぼ解散状態にあり、心の拠り所を失ったものの、一定の規模で10年続けてこられたのは本当に奇跡的。あっという間のようで色々あったよなぁと前日に急に思い立ち、雑なスライドショーの「思い出動画」を作成。canvaは何でも作れてすごいな〜

クリーニングデイ・ジャパン10年の思い出

Posted by Cleaning Day Japan(クリーニングデイ・ジャパン) on Saturday, May 25, 2024

午前・午後二部制の「夏みかんママレードづくり」ではやって貰う側、「はじめての包丁研ぎワークショップ」では2ヶ月前に買ったお気に入りのマイ包丁(ヨシタ手工業デザイン室のペティナイフ)を持参してやる側となり、慌ただしい。うっかり入口の看板を出すのを忘れたし、記録写真も圧倒的に足りなかった。それでも色々助けられて滞りなく終わり、夜の部へ。夜は全国のクリーニングデイ開催者さんたちとはオンラインでつながりながら、鎌倉ではこの界隈の開催者さんたちが集まっての小さな宴をひらき、10周年おめでとう🎉の乾杯をした。そして、うまくいくかわからなかったフィンランドからの現地レポートも大成功!お願いしていた2人が別々のクリーニングデイ会場から、重ならない絶妙のタイミングでZoomに入ってきてくれた。「最近亡くなったお母さんが溜めていた古いテキスタイルをたくさん出している方がいて、これが次の人に渡していくクリーニングデイなんだなぁと思った」というイイ話も聞けて、晴天のフィンランドから爽やかな風を感じることができた。小さな宴も色々とつなぐことができたので、こういう区切りの時に会って話すことは本当に意味がある。10周年といっても特別なことはしないつもりだったけど、やはりやって良かった。楽しすぎて撮った写真は、美味しく頂いた材木座にある香菜軒さんのお弁当しかなかった。そんなものか。

おかずが12種類も!小豆入り玄米&キビ入り胚芽米ごはんも含め、どれも幸せ感がハンパない♡

気づくと今年も5ヶ月が終わりゆく。カンヌ映画祭が終わり、目をつけていたものが売れ残っていることを期待しつつ、来週は再度交渉、交渉。円安の痛手は相手には全くわかってもらえないけれど、ここは何とか頑張らねば。それに合わせて、今年後半の出張予定もサーチャージが上がる前に固めなくてはいけない。そして久々の書籍出荷祭りも待っている〜(涙)。

いいなと思ったら応援しよう!