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古都暮らし#5 高畑界隈
憧れの高畑町。
おすすめのカフェを教えてもらい、バスに飛び乗っていってみた。
この頃、気持ちが沈みがちで、定まらなくて、
ただただ寝て起きて食べて、
それも少しうまく行かなくて、
もやっとしていた。
私の思い切った移住の選択は間違っていたのかしら?
なんて、選ばなかった未来の方を羨ましく想像しては
自分を責めたり、寄り添ってくれる人にネガティブな言葉をぶつけたりしていた。
「私のとっておきのお店だよ」とおすすめしてくれた人は言っていた。
中に入ると、独特のノスタルジックな店内。
お客さんもどのテーブルにも座っていて満席のよう。
入れるかな…と思ったら一番窓際の特等席が空いていた。
カウンターも見えるし、店内も一望できる。
席に着くと、それぞれのテーブルに座っている人たちが皆さん一人客だとわかった。そして、スマホを見ている人が誰もいない。
本を読んでいる。
何かものを書いている。
お店の雰囲気なのか、私もお料理の写真を撮るとき以外は自然とカバンにスマホをしまい、集中して本を読んでいられた。
外の世界とは、別な時空間が広がっていたみたいだ。
注文したカレーはしっかりしたスパイスが効いていて、
しっかり煮込んだビーフがごろっと入っていた。
つけ合わせのレーズンとヨーグルトもスパイシーなカレーにぴったり。
帰りは、猿沢池まで歩いてみよう。
夕陽に照らされるなか、高畑界隈をテクテク歩く。
酒屋さん、指定文化財の○○みたいなのが見つかる。
まだ夏の始まりの暑い日でした。
人生のなかで、初めてすむ町を決めて移住した1年目の夏の思い出。
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