花を見てのち仕事少し

#チコちゃんに叱られそう日記 　20日目。

朝起きて鏡を見たら上唇の真ん中だけ虫に刺されたようにぷっくり腫れているので仰天する。そういえばなんとなく違和感はあった。痛いわけではないが、押さえるとなんとなくチクチクするのでヘルペスっぽい。かなり前に皮膚科でもらった薬を塗ってみる。これで改善すればヘルペス、悪化するようなら明日皮膚科を受診だ。本当に次から次へと身体のあちこちに不備が出ていやんなっちゃう。

朝は久しぶりにサンドイッチを作る。昨日サンドイッチ用食パンを購入しておいたのだ。二枚の内側に柔らかくしたバターとマスタードを薄く塗り、レタス、ハム、スライスチーズ、レタスの順に挟む。しばらく重しをのせておいて、なじんだところで上から一気に包丁を入れる。余裕のある休日しか作らないメニューで今朝はこれと定番の野菜スープだった。梨はまた切り忘れた。早く食べなくては。

家事を済ませて、運動不足解消のため昼前から少し歩くことにする。「僕も行く」と言うのでオット同伴。彼もこのところ体調いまいちなので心配している。ただの疲れであって何事もありませんように。

歩いている途中でヘリオトロープを見つけ思わず写真に撮った。

この紫の花はその昔、森永ハイクラウンに入っている花の妖精カードの中で一番好きだったもの。ハイクラウンはちょっと高くてお上品なチョコレートだったが、ひと箱に一枚入っている妖精カードが欲しくてすごい勢いで買っては食べていた記憶がある。あんなに食べても太らなかった10代ってすばらしいわ。ニキビはできたけど。

花の妖精を描いたのはシシリー・メアリー・バーカーという英国女性。ヘリオトロープの妖精の絵も検索したら出てきた。お皿になっているものもあるが絵が変わってしまっている。本物はポストカードなどに見られる背景がダークで全体的に紫色のもの。妖精の表情も生き生きしている。ヤクオフなどでたくさん売られているので驚いた。わたしもコレクションしていたんだけどあのカードたちどこに行ってしまったんだろう？

歩いているとあっちでもこっちでもススキが威勢良く茂っている。道沿いのコスモスも満開。もっともコスモスはこのへんじゃあどうかすると６月からずっと咲いていて全然「秋桜」じゃないけど。あちこちの住宅のお庭には白や紫のムクゲが咲き誇っている。この花たちは今月末にはひとつまたひとつと盛りを終え、やがて早足で冬が来る。

途中で雨がぱらついたりもしたが、大きなドラッグストアで洗剤やら冷凍食品やら買い込んで帰宅。どうもスーパーなどの大型店に行くと要らないものまで買ってしまう。冷凍庫は既にパンパンだ。昨日の赤大根もまだ使っていない。本当にあれ、どうやって食べよう？　生でバーニャカウダソースかしら（瓶詰めがひとつ残っている。あれも食べなきゃ）。

仕事がどうにも気になって帰宅してからパソコンを開いてうなる。今回の企画仕事（比喩表現。今回は「サンバチーム」みたいな楽しい比喩を考えつくことができなかった）は無い知恵を振り絞らなければならないのだが、考えようとすると脳が拒否するので困っている。こういうことは昔もあった。高校の頃、物理がものすごく苦手で、物理の問題を考えようとするとよく脳が思考を拒否して頭の中が真っ白になったものだ。仕事については昨日「別の方針で行こう」と月を見て決めたことを思い出し、その別の方針に沿って脳をだましだまし少しずつ考えてみた。金曜日までのどうにもならない感は少しだけ緩和された模様。でも〆切に間に合うかどうかはまったくわからない。チキンハートなので心臓に良くない。病気持ちなのに！

夜は豚モモの塊を使って煮豚にした。わたしが肉は好きなのに肉の脂身が苦手なので家では脂の少ないところを使うことが多い。でも煮豚はせめて肩ロースくらいは脂がないとおいしくないことを実感。書いてあったレシピに勝手に人参やら大根やらを足し、ちょっと薄味になりすぎてしまった。この間からどうも料理がうまく決まらない。明日は何を作ろうか。