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夏休み

2泊3日の夏休みを取りました。
海を見て、山に入り高原で宿泊。
天気が今ひとつだったのですが、それでもとてもよいお休みになりました。

まずは海。
札幌から国道5号線で小樽を経由し余市へ。余市から積丹半島に向かいました。目的地は美国。積丹の東側真ん中へんの漁港です。
ここからは水中展望船が出ていて40分ほどのクルーズを楽しめるのです。しかしネットで見てみると一週間ほどずーーーーっと欠航。波が高かったり海が荒れていると出ないんですね。この日は曇りで、必ずしも天気は良くなかったんですが行ってみたら出港するとのことでラッキーでした。
いそいそと乗り込みます。

水中展望船に寄ってくるカモメ

海岸に沿って岩が削った洞窟などを見ながら進みます。船底に海中が見られる窓があって、積丹ブルーの中、海底に黒いウニがいくつもあるのが見えました。折からの天候のせいでクリア度がいまいちだという解説でしたけれど、ちゃんと魚も見えましたよ。

船底から見える海底。黒いぶつぶつに見えるのがウニ。

帰りはカモメの餌(黒い食パンをちぎったもの)を出してくれるので、それをかざしているとカモメが飛びながら上手にくわえ取っていきました。なかなかスリリングで(くちばしで手を傷つけられる危険も有り)楽しかったです。カモメ、船に沿って飛びながら取っていくんですが、その時の風への乗り方や飛ぶスピード、高さなど、船ギリギリまで近づく飛翔のコントロールがすごかったです。

下船後、少し雨模様ではあったのですが、岸壁で干し魚を作っている場所でイカ焼きをいただきました。水中展望船乗り場のすぐ横にあります。
うーーんビールが欲しい! でも車なので我慢我慢。

干されたイカ、その他


イカだけでなくて頼めばホッケやエビも焼いてくれます。

海を見ながらイカ焼き。車なのでビールは我慢

昼には寿司屋で敢えての浜ラーメン。焼きウニも追加。
ええと、うーん、わたしは生ウニの方が好きかな。でもこれも酒の肴ですね。車なので酒は我慢我慢。

焼きウニをいただきました


その夜は岩内に泊まり、翌日はニセコ方面に出かけました。岩内についてはまた別noteで。

ニセコはスキー場で有名ですが、夏に訪れると爽やかでトレッキングなど楽しいです。ラフティングもあるし釣りもできます。わたしは体力も運動能力も自信がないのでお散歩を楽しみました。

ニセコはニセコ連峰といって今はもう活動していないたくさんの火山から成ります。山々の合間に沼もあり、そのひとつ、神仙沼に行ってみました。ここは遊歩道が完備されていると聞いたので。
行ってみると大きな駐車場とレストハウスがあり、お昼のメニューもバラエティがありました。めっちゃ混んでいるわけでもなく穴場なんじゃないでしょうか。これから知られるようになるのかな? ドライブの途中でちょっと寄った風のけっこう軽装の人から、熊鈴を付けて杖も持ったしっかりトレッキングな人までいろいろでした。ガッツリ目のコースもあるので体力に自信があればもっと楽しそうです。

歩いている途中で出会った花。ウツギ?

わたしは体力に自信がないので、遊歩道(木道)が整備されている2キロほどをちょこっと歩きました。道の両側から草木が覆い被さるように生えている場所が多いです。ノースリーブ・短パンだとちょっと軽装すぎて大丈夫かなという感じ。子どももお年寄りも歩いてたのでそんなにすごく大変な道行きではありませんが車椅子は無理。木道はきちんとしてるけどけっこうアップダウン有りです。

木々の生命力を感じる

灌木の間を抜けていくと開けた場所に出ました。さらに歩いて行くと美しい沼が。ニセコの神仙沼です。

神仙沼の入口

たくさん歩いて運動にもなりました。空気もきれい。時折うるしの木があるので、それに触らないよう気をつけて。


その後は有島記念館に向かいました。有島武郎についての展示と、そのほかに折々にいろんな展覧会やイベントをやっています。建物の見た感じがすごくステキなのです。

有島記念館

だけどわたしのお目当ては、展示じゃなくて中に入っているブックカフェの高野珈琲店。

本店は別にありますが、ここの、有島記念館の中のブックカフェである高野珈琲店が好きなんです。noteの自分のホームに使っている画像がここの写真。佐藤勝彦の著書と初めて出会った思い出のブックカフェです。
実は昨年、近くを通ることがあり、時間をぐりぐり調整して無理やり寄ったのに16時閉店で入れなかったんです! リベンジリベンジと叫びながら今度こそ時間もちゃんと押さえてと行ってみたところ……

イベントのためテイクアウト以外不可でした。
😢

イベントでフロア全部を使っていてブックカフェはお休みだったのです。ああ、ここに来たかったのに。2年続けてふられたよ!


気を取り直してニセコのホテルにチェックインし、結構なディナーをいただくことで気持ちを収めました。むむむ、しかし、絶対にまた行くぞ。

結構なディナーの前菜


その次の日はゴンドラに乗ってみました。
スキー場のゴンドラですが夏でも営業しているところがあり、マウンテンバイクの貸し出しもしています。わたしは歩くだけ。年寄りは自転車で転んだら即、骨折ですからね。用心用心。

正面が羊蹄山(蝦夷富士)

山頂駅は20度を切っていましたが、この日は意外に湿度が高く、暑くはないのに蒸す感じがしました。蝦夷富士こと羊蹄山は半分ほど雲に隠れて全部は見えませんでした。

そんなこんなで、他の美術館や博物館などにも寄りながら、道の駅で野菜を買い込んだりもしながら、北海道の夏を過ごしてきました。早々と夏休みでしたので、これから8月いっぱい、お仕事(家事とか介護とか)をがんばっていこうと思います。

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