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病院にて

#チコちゃんに叱られそう日記  14日目。

早起きして医者に出かける。

心臓から出るぶっとい血管にステントという金属の筒が入っているので、半年に一度の検診は必須である。病院はいつも混んでいるが今朝も混んでいた。8時に来いと書いてあったのではりきって7時40分に着いたら既に30人以上待っている。それでもこれまでは50人以上待ちだったので少し進歩したようだ。待合のモニターで朝ドラを見たあとでやっと看護師さんがやってくる。

検診なので検査だけだが、今回は造影剤を入れたCTスキャンをするので時間がかかる。その他エコーを取ったりレントゲンを撮ったり忙しい。もちろん血も採る。医師はじめ受付スタッフに至るまで昼抜きで走り回っているので文句は言えない。

この病院は老人比率が高い。noteでは自分より年上にほぼお目にかかったことのないわたしが、「とても若い」部類に入る。老いて身体が不自由になった患者さんも、耳の遠い患者さんも、明らかに認知症が進んでいるように見える患者さんもいる。

待っていたら、待合でいきなりお爺さんが怒鳴ったので驚いた。そんなことは初めてだったので。知らない患者にマスクの付け方が悪いと大きな声を上げている。緊張した空気が流れたが、スタッフが中から飛び出してきて笑顔でいなして事なきを得た。お爺さんはなんだか納得したみたいだった。すごいなあ。年を取ると状況判断を誤って正義感に燃えて変な怒りを発散したり、そもそも認知症で事態がわからないまま騒ぐ場合もある。スタッフにはそういった際のマニュアルができているんだろうか。目が回るような忙しさの中であんな風に笑顔対応できる皆さんに心の底から敬意を抱いた。本当にこうした医療機関で働く人たちには頭が下がる。ただでさえ大変な今の時期に。

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(この画像はもらいもの。当該病院ではありません)

検査はかなり待ちながらそれでも順に進んだ。全部終わったのは12時半頃。血液検査があるので朝抜きで来たため、おなかが減ったのを感じる。

おなかが減ってるよ自分!

空腹感を覚えたのはいつぶりだろう? 胃を悪くしてから毎日、時間がくると何となくご飯を食べていた。それって不健康。お腹がすいた、と気づいた時にごはんを食べる幸せがあるなとつくづく思う。

診察というか結果を聞くまで2時間以上あるので外出許可をもらって食事に出た。この病院に来る時いつも入る店があり今日もそこへ。人気店なのに、昨今の状況のせいかいつもよりずっと空いている。ゆっくりランチをとってもまだまだ時間があったので車で移動して花を見に行った。10分だけ。

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ダリアが咲いている。扉絵のひまわりもその近くに。わずかな時間だったが花を見て、花の向こうの木々を見て、木の上の空を眺めて病院に戻った。

幸い検査結果は悪いものではなく、このままきちんと服薬して下さいということでサヨウナラとなった。さらに会計で待ち、それからさらに薬局で待ってほぼ一日を通院で終えた。もともとそのつもりだったけどやっぱり一日仕事なのね。

帰宅したらパプリカが実っていたので収穫。

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見事じゃないですか。ピーマンかと思ってごめんよ。もうひとつ、まだピーマンとしか思えない青い実があるけれど、あれも黄色くなるのかな。そろそろ気温が低くなってきているので色づくか少し心配。

焼いて皮をむいてオリーブオイルと酢と調味料に付けてみた。マリネ、どうでしょう? 食べるのは明日以降。冷蔵庫にしまう。

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さて、明日からは仕事に戻る。カーニバルは終わったけど次は大型企画書の提出が待っている。まず通らないんだけど。ま、最初からそう思っちゃダメだね。がんばろう。




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