冬がはじまるよ
定期検診で病院に行ったあと、ふと思いついて大きな公園に行ってみた。
旭山記念公園。札幌市中央区にある。
よい天気だが寒い日だった。
時刻は昼過ぎなのに、たぶん7度か、もしかすると5度くらいだったかもしれない。ジャケットの上にウルトラライトダウンのロングコートを着てブーツで武装していたが、手袋がないと無理なくらい寒かった。
この公園は街の中だが山の中腹みたいなところに位置していて、札幌市内を一望することが出来る。
バスを利用しても中心部から30分強で着いてしまう。ちょっとした散歩によい。犬の散歩の人も多い。
木々は紅葉の盛りを過ぎて、冬が来るのを待つばかりという風情だった。
林の中を歩くような遊歩道が整備されているので、なるべく人がいるところを選んで歩く。なぜか。ヒグマが出るからだ。
それでも昨今のローカルニュースによると、今年は例年になくどんぐりなど山の実りが豊富で、ヒグマもあまり市街地に出てこないということだ。もちろんそれは「去年や一昨年に比べて」ということであり、気をつけるに越したことはない。クマの方も人間とは遭遇したくないのだ。
多くの木々が葉を落としていて、もうあとは雪が降れば冬が完成だ。
雪は数日のうちに降るだろう。そして溶け、また降り、また溶け、やがて降ったまま根雪となる。除雪できないため冬場は閉鎖となる公園も多い。街の児童公園などは皆、冬場は閉鎖される。積雪で入れないから。
ここはどうなんだろう。メインの遊歩道だけは除雪されるんだろうか。
寒い中にカラスがいて、すぐそばまでいっても全く逃げず、しっかりと画面に収まってくれた。カラスはどこでどうやって越冬するんだろう。
今日の一枚はこれ。スマホのカメラでバシャバシャ撮っているにしてはよく撮れたと思うんですけど。
太陽は2時台だというのにもう陰ってきて寒い。
この時期、4時には暗くなり始める。
ついでなのだけれど、この日によった絶景カフェがとてもステキだったので豊かな気持ちになることが出来た。
「サカノウエ」
火水木金しかやっていない。そして冬は、12月のどこかから4月の半ばまでお休みになる。山から街を見下ろせる絶景スポットにあって、雪が降ってしまうとたどり着くのが難しいからだろう。こういう、冬場は閉じてしまうカフェが札幌やその近辺にはけっこうある。
夏場に札幌に来られた時はぜひどうぞ。
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