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春から初夏へ

5月から6月にかけては北海道の花が最もにぎやかな季節です。
4月になるまでの、雪の白とあとは灰色か黒という水墨画みたいな世界から一斉に小さな緑が芽吹き、その後を追ってカラフルな花が咲き乱れます。桜はその中のひとつでしかなく。

数日前に花を求めてお散歩してきたので画像を貼っていきましょう。

満開の藤棚の下に立つと、頭の上がどこもかしこも薄紫の花で埋め尽くされていて圧倒されます。「絢爛」という言葉が似合います。

白い藤も

北海道では東京でよく見かける紫色の大きなツツジはあまりありません。エゾムラサキツツジは、色は同じように紫だけれどもっと花が小さくて。
下のはこのあたりでよく見かけるレンゲツツジ。このオレンジの色がわたしは大好きで、見つけるとよそのお宅であってもふらふら~っと吸い寄せられてしまいます。

レンゲツツジ

レンゲツツジのお隣にいた黄色い花。何という名前だろう。キレンゲツツジでしょうか? それともどこかで開発された園芸品種?

黄色いツツジ

チューリップはもうおしまいでした。いくつか遅咲きの花があったけれど、それも「もうこれでさよならね。また来年」という感じ。

黒いチューリップ

ライラックは、街中のは多分もう散っているけれど、郊外のここではまだ満開でした。ライラックはやはり北海道の花って感じがします。白いのと紫のがポピュラーですけれど時々ピンクのライラックも見ます。

白のライラック
薄紫のライラック

この下の黄色い花はラナンキュラスの「ゴールドコイン」という種。多分園芸品種でしょう。お花屋さんで見るラナンキュラスに比べて二回りくらい小さいです。

ゴールドコイン

こちらの白い花はイチリンソウ。「キンポウゲ科」ってあるから、たしかそう。小さな可憐な花でした。

イチリンソウ(多分)

画像で見ると同じような白い花に見えますが、下のはバラの原種。ちょっとした低灌木ほど大きくてこんもりしています。薔薇はまだほとんど咲いていなかったのですが、日当たりの良い所にあるこちらだけ、チラホラと咲きかけていました。今年は全体的に花が早いみたい。温暖化の影響でしょうか。

白いバラ(原種)

ダンシングドール(フクシア)みたいな,でもよく見ると違うオダマキの一種。オダマキの赤いのって初めて見ました。画像だと炎が燃えているみたいだけど、実際に見ると面白げなお花です。

小さなランタンという名前

こんな感じでお散歩してきました。
花のある道を散歩するのが大好きです。花以外も、緑が大きく芽吹いて空気を吸い込むとすがすがしい。良い季節になりました。

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