続・サブカルの街中野
わたしの育った地元中野のお話の後編になります。
前編を読んでない方は前編もサクッと読めるのでぜひ読んでくださいね。
サブカルとレトロが共存した商店街「中野ブロードウェイ」ですが、随分昔から行きたくて行きたくてたまらないお店がわたしには一つあるのです。
そのお店の名前は・・・ドドン!!丸子亭!!
丸子亭はフィギュアやらアニメグッズのショップに囲まれつつひっそりとある麦トロご飯のお店なのです。
10年以上前からずっとずっと行きたいのにタイミングが合わずに行けてないのです。
マイフレンド池ちゃんも行きたいと言っていたので、一緒にいつか行こうという話はしているのですが店の営業時間とも合わなければ池ちゃんとも最近遊んでいないのです。
何故わたしが丸子亭に行きたいかというと、運命的にも感じる出来事があったからなのです。
その運命的なお話を聞いてほしいのです。
昭和レトロ歌謡マニアの遠い知人がいて、その人が集めに集めたレコードやら音源をまとめて勝手にCDにしたものが当時わたしにも配られたんです。
曲のラインナップが最高で、今でも検索したりして曲を聴いて楽しんでいるくらい良い自主制作CDだったんです。捨て曲なし。
そこに入っていた曲の一つでスナッキーで踊ろうという昭和歌謡曲があります。
海道はじめさんという方とスナッキーガールによる楽曲なんですが、一度聴いたらコブシを振って踊っちゃうような中毒性のある曲です。
ヤババーー!口ずさんじゃうこの楽曲最高だな!と当時も盛り上がっていました。
その後数年経過し、古本屋でたまたま買ったのか本好きの友達に貰ったのか小林聡美さんの著書だったと思うのですが、そちらにこのスナッキーで踊ろうのことが書いてあったんです。
スナッキーのことが書いてあるだけでびっくりしたのに内容がまさかの内容でした。
なんと!わたしが楽しんで歌って踊っているスナッキーで踊ろうの海道はじめさんは、歌手を引退して丸子亭の店主になっていたのです!!!
わたしの丸子とわたしのスナッキーが一つになった瞬間です。
平行線は宇宙の彼方で交わると聞いたことがあるのですが、宇宙の彼方どころかわたしの丸子とスナッキーはわたしの地元中野で繋がっちゃったんです!
早速池ちゃんにも話したところ、よし行こう!となったということなんです。
なんだかよくわかんないけど素敵な話じゃないですか?
まさかの、15時までしかやってないのです。
営業時間短縮・・・15時までに中野ブロードウェイに行くことがなかなか難しいのですが、海道さんもいつまで麦とろをやってくれるかわかんないですもんね。。。
というのも、中野ブロードウェイのめちゃDEEPな4階の階段裏あたりの変な場所に、老夫婦がやっているシャルマンというテイクアウト専門の洋食屋があったんです。
なかなか高齢の夫婦だったのですが、急に今年引退!!!!!
またテイクアウトしたかった!シャルマンはわたしも実は数回しかテイクアウトしたことなかったのですが、よく雑誌やテレビにも取り上げられていた100円ナポリタンや、100円お惣菜が有名なお店でした。
ほぼ幻のような店で、蜃気楼のようにあっという間に閉まります。
安いので学生が買いに来ていて、お昼には全部完売するようなお店だったんです。
店っていうのかな。。。ピクニックみたいに外に出てるんです。
確かシェフのお父さんは元フレンチ料理人とかなんとかだった気がします。
↑こちらの方が書いてくれてますのでよかったら見て下さい。他人ですこの方。びっくりするようなお店の佇まいを見てほしいです。
わたしもまだ近くに住んでいたら行きたかったのに・・・
どうかお元気でいて下さいね。おじさんとおばさん。
オムライス美味しかったです。ありがとうございました。
中野ブロードウェイって楽しいな〜。
↑ここまで書いて後は仕上げのみだ〜と翌日になったのですが、
急展開を迎えました。
シャッターの閉まった丸子亭に行って営業時間を見たりはしていたけど、なんとなく検索もしておこうと思って検索したところ中野ブロードウェイの店舗にはもう海道はじめさんはいらっしゃらず、娘さんが経営しているとのことがわかりました。。。。
嘘!!そんな・・・わたしのはじめさん!!はじめさぁーーーん!!泣
海道はじめさんは故郷の静岡に、丸子亭2号店を出してそちらにいらっしゃるそうです。たまに歌も歌っている様子。
もっと早く行っておけばよかったな。
でも娘さんの麦トロ定食を食べにわたしは行くぞ!!
中野ブロードウェイの紹介が海道はじめさんの話になってしまいましたが、また地元中野の話はたくさんしていこうと思っています。紹介しきれていないのです。
アデュー!!