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きのこはサバイバル時も食べるべきか
Twitterにて…
サバイバルの本に「キノコは無視して良い、リスクを取るほど栄養がない」
というツイートがバズってました。
この場合サバイバルとは…
→飛行機が墜落して森で遭難、登山中に道に迷い遭難、ゾンビが発生し山に籠るなどの極限状態で道具や知識を駆使して生き残らなければならないような状況をいいます。
そのスレを見た野生きのこや毒きのこにもちょっぴり詳しく毒きのこも毒抜きして食べる自分はこう思いました
わかる(ヘドバンするくらいのうなずき)
確かに自分が持ってるサバイバル本にも書いてありました。
「米陸軍サバイバル全書」より。男の子はこういう本が大好き。
手当てをするには遅すぎる=既に肝臓ボロボロ、腎臓ボロボロ、小脳萎縮などで亡くなる寸前。多臓器不全。
きのこ目線、サバイバル目線で見るとその理由はいっぱいあります。
・判別が難しい
自分ですら未だに見つけたきのこを同定するのに複数の図鑑を見比べ、迷ったらSNSで聞いてみて、判らなければ採らない、山に捨てる判断をします。
更に状況次第では怪我をしている、真夏に遭難して暑い、晩秋に遭難して寒い、野生動物に狙われている、ゾンビが出るなどが加わってくると冷静な判断が難しくなります。
・きのこは量の割にカロリーが低い
食べても太らずダイエットに向く食材ということは食べても熱エネルギーを得にくいということ。
品種にもよりますが100gで約20kcal。片手大盛り食べても飴玉2粒程度。いっぱい食べても低体温症になってしまいそうです。
・生では食べられない
木の実や野草は生でも大丈夫ですが、どんなきのこでも生で食べると腹痛や下痢になるため軽く炙る以上の充分な加熱(じっくりローストや煮込むなど)が必要です。
・遭難地が外国の場合
外国の時点でもう日本のきのこの知識は通用しません。
名前が同じきのこでも自国産は無毒で外国産は有毒というケースがあります(逆もアリ)
国内で似たきのこが少なく判断しやすいきのこも外国となると判断が難しくなります。
キクラゲなら素人でも間違わないだろう?
いえいえ、キクラゲの形でも毒きのこもあります。
アラゲキクラゲ(中華料理の定番きのこ)
クロハナビラタケ(腹痛を起こす毒きのこ)
遭難時、冷静でいられなかったら間違いが起こるかも知れません。
万が一間違っていたら遭難プラス体調不良でお迎えが早く来てしまうでしょう。
というわけで遭難したら木の実や野草採取、狩猟で飢えをしのぎ、きのこ狩りはレジャーとして楽しみましょう。