毒きのこのレシピ③毒きのこのデュクセル深緑の魔女風
デュクセルとはきのこや玉ねぎなどをハーブと合わせてみじん切りにしてペースト状に煮詰めたものです。
マッシュルームを入れたデュクセルを森林風というそうですが、森林とかおしゃれでポップな空間にはない山の奥の奥で採れる、しかも毒きのこも入ってるので「深緑の魔女」風と名付けます。
深緑を覗くとき、深緑もまたこちらを覗いている。
一度踏み入れたら帰って来れなくなるかもしれない深い深い森の奥、「それ」は存在する。
似た形状で死に至るきのこも多数ある中、選ばれた者にしか扱えない「それ」の入った極限の毒きのこ料理である。
【材料】
ベニテングタケ :120g
オオワライタケ :100g
チチタケ :200g
マイタケ :80g
※ 分量・種類を変更も可。この時冷凍庫にあった備蓄を適当に入れてます。
玉ねぎ :300g
白ワイン :100ml
にんにくチューブ:5cm
粒状コンソメ :小さじ1
バター :25g
オリーブオイル :適量
塩、こしょう :適量
【作り方】
①玉ねぎをみじん切りにしてオリーブオイルを入れて、半透明くらいの火が通るくらいまで炒める
※みじん切り工程はフードプロセッサーを使用してもよい
②きのこをみじん切り・にんにく・白ワインを入れて、水分ほぼなくなるまで炒める
※ わかりにくいですがワイン入れた直後の鍋半分の水分から、鍋底見えそうな水深5mmくらいまで水分とばしてます
③塩、こしょう、コンソメで味を整えて仕上げにバターを入れ溶かして完成
※なにかに付けて食べる前提なので塩分強めで
ちなみにオオワライタケは毒抜きしたものを使用しております。
普通に食べると幻覚、幻聴の中毒症状が出るので記事内の毒抜きを施してからお使いください。
お味は…
チチタケの風味とベニテングタケやコンソメでブーストされた濃厚な旨味が強く美味しいです。
コレで成分がほとんどきのこなんて美味しくヘルシー!
ただきのこをもっとみじん切りすると滑らかな食感になりそうなのでフードプロセッサー使ったほういいかもしれないと思いました。
今年はヤマドリタケモドキも採取してフレンチコース料理2万円に出てくるような全量ヤマドリタケモドキのデュクセルとかも作ってみたいです。
使用例としては料理のつけ合わせに焼いたお肉に塗ったり、バゲットに塗ったり、ふりかけ代わりにご飯にのせるのもよいでしょう。
【追記】
ピザトーストも合う。
きのこの濃厚な風味とチーズがよく合う!
小麦とチーズが合うならきっとパスタとも合うと思うのでコレは万能ソースといってもよいでしょう。
略して「万能毒」…。
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